終盤戦に差しかかろうとする中で、13位の秋田と、秋田を勝点差2で上回る9位の愛媛が激突する。わずかな勝点差に多くのチームがひしめき合う中位から抜け出し、J1昇格プレーオフ圏に近づくためにも、近い順位の相手から勝利が欲しい“シックスポイントマッチ”だ。
愛媛は前節、大分とのホームゲームを3-2で制した。10分までに2失点を喫するも、しっかりと立て直してチャンスを作ると、35分に
ユ イェチャンが1点を返す。後半立ち上がりには
藤原 悠汰が相手のミスを突いて同点ゴールを決め、85分には
窪田 稜が決勝点を挙げた。今季4度目の逆転勝利を達成し、逆境をはね返す勝負強さを見せている。
8月21日の天皇杯ラウンド16では広島に0-2で敗れたものの、大分戦からGKを含めてスタメン全員を入れ替えており、今節に向けてコンディション面の影響は少ないと見られる。そんな中、今季25試合に出場している主力の
茂木 駿佑が累積警告で出場停止となるため、石丸 清隆監督の選手起用には注目だ。
対する秋田は前節、栃木とのアウェイゲームをスコアレスドローで終えた。前半は相手に複数の決定機を作られる苦しい展開。しかし、そこで得点を許さず、後半は球際の競り合いで圧倒し、セカンドボールを奪って多くのシュートを放ったが、1点が遠かった。
渇望していた2連勝にはまたも届かず。それでも、明治安田J2第4節・仙台戦、第5節・栃木戦以来の2試合連続無失点を達成し、リーグ3位タイの失点数の少なさを誇る堅守を構築していることは収穫だろう。
今節はこの守備をベースとして、いかに得点を奪えるかがポイントになりそうだ。前節で途中出場し、
吉田 伊吹と2トップを組んで良い形を作った
小松 蓮は「得点を取るために今週チャレンジしたことを試合でどれだけできるか。それがすごく楽しみ」とプレーを待ち望んでいる。
両チームの前回対戦は2月25日の開幕戦で、愛媛が1-0で勝利している。半年のときを経て、成長ぶりを見せるのはどちらか。秋田としては2連勝中のホームできっちりとやり返さなければならない。
喜岡 佳太は「今度はホームの力を借りて、サポーターと一丸となって勝ち切りたい」と意気込む。
[ 文:竹内 松裕 ]