明治安田J2・J3百年構想リーグで互角の戦いを繰り広げた八戸と仙台が、三度目の対決を迎える。過去2試合はいずれもPK戦で敗れている八戸。今回はホームで仙台を迎え、勝利を目指す。
八戸は富山とのJ2開幕戦を2-0で制して最高のスタートを切った。しかし、前節・栃木C戦では0-5と大敗。相手の想定外の戦い方に対応できず、押し込まれる時間が続いた。ボールを奪ってもセカンドボールを拾われ、攻守において“リレーショナルフットボール”を見せることができなかった。倉石 圭二監督はこの敗戦について、「J2の肌感を選手が感じられたこと」が唯一の収穫と語る。大事なのはこの経験を単なる大敗で終わらせず、「あの試合があったからこそ」と言えるように、今後の戦いへ生かしていくことだ。
その最初に立ちはだかるのはJ2・J3百年構想リーグを制した仙台。仙台戦に向けて、倉石 圭二監督は「まずは点を取りたい」と攻撃に力を入れており、注目は10番を背負う澤上 竜二になるだろう。2025シーズンのJ3でチーム最多の12得点を挙げたエースは、「自分とチームのためにゴールを奪いたい」と意気込む。

エースの澤上竜二。今季初ゴールを期待したい
アウェイの仙台は2試合を終えて1分1敗と勝利を挙げることができていない。2試合とも相手を押し込む時間を作りながらも得点を奪えず、決定力に課題を残している。注目は中学・高校時代を過ごした青森の地に戻る武田 英寿。左足から繰り出す多彩なパスやセットプレーのキックで、存在感を示せるか。

武田英寿は持ち味のキックを生かしてチームに今季初得点をもたらせるか(写真は2026/27 J2第1節・藤枝戦)
個の力で上回る仙台か、組織力を武器とする八戸か。栃木C戦の大敗を糧に、八戸がどのような戦いを見せるのかに注目したい。
[ 文:夏目 二郎 ]