キャンプ地の高知を拠点とし、長距離移動を要するアウェイ5連戦を4勝1敗と勝ち越した秋田。明治安田J2・J3百年構想EAST-Aグループで2位につけるなど好調を維持し、いよいよ待ちに待ったホーム開幕戦を迎える。対戦するのは2年ぶりの顔合わせとなる栃木SCだ。
栃木SCは前節、アウェイで相模原と対戦し、0-4の大敗。一度失ったボールを奪い返すパワーを発揮できず、失点がかさんだ。守備の大黒柱・
柳 育崇は「相手のシンプルなサッカーをはね返し切れなくなった」と反省し、「今回の敗戦を教訓にして次につなげていくしかない」と前を向く。今節対戦する秋田はその相模原を第3節で破っており、栃木SCとしては、秋田の縦に速いサッカーを上回れるか、修正力が問われる一戦になりそうだ。
対する秋田は前節、山形との“奥羽本戦”に臨み、1-0で競り勝った。相手がチャンスを作っていた前半を無失点でしのぐと、後半開始からギアを上げて58分に先制。高い位置でボールを奪った
中野 嘉大がドリブルでDFを引きつけてパスを出し、受けた
佐川 洸介が冷静にシュートを決めた。その後は粘り強く守って得点を許さなかった。
佐川 洸介の得点シーンには今季の秋田が狙いとするプレーが表れていた。その狙いとは“前線からのプレスで奪ってショートカウンターで得点する”というものだ。キャンプからの取り組みが勝利に結びついたが、
長井 一真は「まだまだ成長していける」と引き締め、「ゴール前、ミドルサードのプレーの質をもっと良くして、どんな相手でも勝てるように積み上げていきたい」と口にし、目の前の栃木SC戦に集中する。
秋田にとっては昨年11月23日以来となるソユースタジアムでの公式戦。愛するチームのひたむきな戦いぶりを目にしようと足を運ぶ地元サポーターとともに、勝利の笑顔を分かち合いたい。
[ 文:竹内 松裕 ]