八戸は前節、ホームで栃木Cと対戦。0-1で敗れ、4連敗(PK負け2つを含む)となった。ロングボールでディフェンスラインの背後を突かれ、ファーサイドへのクロスを田中 パウロ淳一に蹴り込まれて失点。最後まで1点を取り返せなかった。
八戸は1試合消化が少ないが、5試合を終えて失点はわずか『3』とトップクラスの堅守を維持。その一方で、得点数は『2』と攻撃に課題を残している。ただ、高橋 勇菊監督は前節を「失点後は攻撃でも良い形でシュートまで行くことができた」と総括しており、チャンスを決め切る力を突き詰めれば浮上できそうだ。
対する秋田はホーム開幕戦となった前節、栃木SCと対戦し、2-0で勝利を収めた。今季の秋田の強みである、前からの連動した守備を発揮して押し込み、開始早々にセットプレーの流れから佐藤 大樹が先制点を奪う。終盤に途中出場した中村 亮太が左足で蹴り込み、2点目。守備面でも相手の攻撃をしのぎ切り、2試合連続の完封で2連勝と攻守がかみ合ってきた。
注目すべきは、秋田がここまでの6試合で10得点を挙げた中、7人が得点者になっていること。この数字は全員攻撃・全員守備の秋田の強みを示しており、吉田 謙監督は「全員でゴールに向かい、練習から全員がストライカーの意識をこれからも高く持っていきたい」とさらに磨きをかけ、八戸の堅守を打ち破ろうとしている。
八戸の印象について、吉田 謙監督が「守備が堅く、粘り強さのある素晴らしいチーム」と話すように、秋田と八戸はチーム作りの土台が共通している。だからこそ勝負を分けるポイントは走力、球際、切り替えだ。「お互い気持ちの入った、球際でやり合う試合になる」と吉田 謙監督は熱いバトルになることを予想している。
[ 文:竹内 松裕 ]

