前節のアウェイ・沼津戦で、その1つの答えが浮かんだ。秋田は「誰もサボらない」のだ。スタメンの選手も、途中交代の選手も、必死に相手ゴールに向けて走る。ミスは起こるがカバーをし合う。守備でも集中を保ち、無失点に抑えて勝点1をもぎ取った。
秋田生え抜きの前山 恭平は「僕たちの試合を見に来ている方は、僕たちが一生懸命に走って戦う姿を見て、その空気感やさまざまなことを感じ取ってくれると思う」と話す。目の前の1試合で勝利を目指す以上、結果が必要だ。だがスコアレスでも見ごたえはある。この秋田の必死さが相手の良いプレーを引き出して、白熱した展開になることも多い。だからこそ、秋田の試合を実際に観戦してほしい。
対する八戸は前節、鹿児島をウノゼロで撃破。8試合ぶりの勝点3を手にし、11試合ぶりに無失点で試合を終えた。明治安田J3第20節で4バックから3バックに移行し、ここ2試合で1勝1分。最終ラインから組み立てるスタイルで、自陣でボールを失うシーンもあるが、GK花田 力を中心に守備に粘り強さが出ている。無敗の秋田に土をつけようと、高い士気でソユースタジアムに乗り込むはずだ。
[ 文:竹内 松裕 ]

