明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ地域リーグラウンド第13節。本拠地・ハワイアンズスタジアムいわきに岐阜を迎える首位・いわきは、前節・札幌戦で味わった痛恨の逆転負けを“進化への糧”に変え、独走態勢を築くための重要な一戦に臨む。
前節、いわきは怒とうの連勝(PK戦勝利含む)を『7』で止められた。
山中 惇希のゴールで先制し、試合を優勢に進めながらも、後半アディショナルタイムにまさかの連続失点を喫して1-2の逆転負け。田村 雄三監督がかねてより説いていた「複数得点」という課題が最悪の形で突きつけられた格好だ。
山中 惇希が「決め切る部分が課題」と振り返ったとおり、決定機を確実に仕留める“質”の欠如が終盤のほころびを誘発した。
対する岐阜も前節は磐田に0-1で敗れ、直近4試合で1勝3敗と苦しい戦いが続く。ボールを保持する時間は長いものの、石丸 清隆監督が「ボックス内に入っていかないと何も生まれない」と嘆いたように、最終局面での迫力不足が大きな課題だ。磐田の堅牢なブロックを前に決定機を欠いた攻撃陣が、今節は高いインテンシティーを誇るいわきの守備網をいかに攻略するか。岐阜としては、イヤな流れを払しょくすべく、死に物狂いで勝点をもぎ取りにくるだろう。
今節の焦点は、いわきが“いわきらしさ”を貫きつつ、いかに冷静に試合を決め切れるかにある。前傾姿勢を保つアグレッシブさはそのままに、前線の選手たちがいかにゴール前で精度を発揮できるか。札幌戦での悔しさを知る守備陣も、セットプレーを含めた集中力の維持が求められる。
前節の敗戦を糧に、一段と強まった“圧倒”を見せつけられるか。いわきの真価が問われる、リスタートの90分だ。
[ 文:近藤 健多朗 ]