明治安田J2・J3百年構想WEST-Bグループ地域リーグラウンドはすでに宮崎が1位を確定させているが、現在2位の鳥栖から5位の熊本までが、2位でプレーオフラウンドに進む可能性を残している。今節はその可能性を残す2チームの対戦だ。
鹿児島は直近6試合で90分での勝利がないほか、前節・滋賀戦での敗戦を受けて今季二度目の連敗を喫するなど、調子を落としている。滋賀戦ではボールの出し手と受け手の息が合わず、チームとしての連係がちぐはぐになるシーンが散見された。勝利を渇望する思いが焦りにつながっているような印象も受けるが、いまこそ逆境をはね返し、今季のチーム始動のときに掲げられた“勝者のメンタリティー”を取り戻したい。村主 博正監督が「チームを正しく導けなかったのは私のミス。選手の能力を最大限に引き出す手を私自身が打っていかなければならない」と語るように、選手だけでなく監督・スタッフも含めたチームの総力でぶつかることが求められる一戦だ。
一方の熊本は前節・琉球戦で敗れたものの、その直前までは4連勝を飾るなど、チーム状態は悪くない。それでも琉球戦では、相手ゴールに迫るシーンを作りつつも、1点を奪えずに完封負け。今節はチャンスをゴールに結びつけたい。
お互いに地域リーグラウンドを2位で通過するために90分での勝利を目指すこの試合は、フットボール面の強さだけでなく、勝利に対する執着や自分たちを信じる力など、さまざまな要素がぶつかり合う白熱の一戦となるに違いない。
[ 文:濱田 英作 ]