明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ地域リーグラウンド最終節は、2023年にJ2へ初昇格した好ライバル同士の対戦。そこからJ2に残留し続けていることは両クラブの誇りとなっている。その上で今節は、グループトップ3入りを争う直接対決となる。
4位の藤枝は、ここまでホームゲームで2勝6敗(うちPK戦1勝4敗)と思うような結果を出せておらず、ホームでの90分の勝利は第2節・松本戦の1回だけ。それでも前向きな応援を続けてくれているサポーターのためにも、勝点3を獲得した上でリーグホーム最終節セレモニーに臨むことが最大のテーマとなる。
アウェイでの前節・磐田戦は今季最高のパフォーマンスを見せ、3-0で歴史的な勝利を挙げており、その良い戦いを継続することも欠かせない。昨季は連勝が一度しかなく、今大会でも90分での連勝は一度だけ。良い試合が続かないこともチームの課題となっているだけに、そこを克服することは2026/27シーズンに向けて重要なミッションとなる。
それらを踏まえて槙野 智章監督は、「百年構想リーグの集大成としてどういうサッカーを見せられるのか。そこにしっかりとポイントを置いて戦うことができれば、90分の勝利が見えてくると思っています」と言う。
対するいわきは、開幕から上位をキープして第9節〜第12節で首位に立っていたが、第12節・札幌戦以降は1勝5敗(うちPK戦1勝1敗)と勝ち切れなくなり、現在は3位。勝点で並ぶ藤枝に勝利し、トップ3に踏みとどまりたい一戦だ。
地域リーグラウンドホーム最終戦となった前節は松本と対戦。1-1からのPK戦負けを喫したあと、田村 雄三監督は「やろうとしているサッカーというか、90分止まらない、倒れないというところはほとんどできていたとは思います」と語った。決め切れなかったものの、2点目を取れるチャンスは十分に作れており、自分たちのサッカーに対する自信は失っていない。
いわきの看板である走力やインテンシティーは、藤枝も槙野 智章監督体制の下で力を注いでいる部分。今季、藤枝のスプリントコーチを務めている秋本 真吾氏は、昨季まで4年間、いわきの走力向上に尽力してきた(2026シーズンからはスプリントアドバイザーに就任)。
同じ指導者の下で高めてきた走力の競い合い、プライドのぶつかり合いという面も、今節の大きな見どころといえる。
[ 文:前島 芳雄 ]