主将・楠美 圭史は前節を振り返り「プレシーズンでやれていたことが出せなかった」と悔しがったが、決して内容面では引けを取っていなかった。むしろチームとして複数の決定機を作り、J2昇格候補に挙げられるチームと互角にわたり合ったことは価値ある引き分けと評価すべき。引き続き昇格候補の難敵が相手となるが、ホーム開幕戦となる今節は結果をもって自分たちの力を証明したいところだ。
一方の熊本は前節、鹿児島との“九州ダービー”を制して白星発進。強豪同士の激しいつばぜり合いは内容面でも十分な見ごたえがあったが、その中でも印象的だったのは若手勢の台頭。21歳の石川 啓人が先制弾で口火を切れば、24歳の谷口 海斗が2ゴールで相手を突き放すなど、昨季から様変わりしたフレッシュな顔ぶれが躍動していた。新指揮官・大木 武監督の“らしさ”が前面に表れた新生・熊本の勢いは今節でも存分に発揮されるか。
[ 文:松本 隆志 ]