東北連戦を含む先週の3連戦を2勝1分で乗り切った藤枝は、大石 治寿の2試合連続ハットトリックなどで攻撃面がかなり上向き。復調の流れが出てきた中でホームに迎えるのは、無失点のまま開幕5連勝と驚くべき安定感を見せている首位の秋田。できるだけ早く上位に迫っていきたい藤枝にとっては、序盤戦の大きな山場となる一戦だ。
また見どころという面でも、この対戦は本当に興味深い。藤枝はJ3屈指の2トップ、森島 康仁と大石を擁してリーグ最多得点(12点)。秋田は5試合で0失点という圧倒的堅守でリーグ最少失点。藤枝の大石はここまでシュート8本で7得点という驚異的な決定力を見せており、相棒の森島との連係も良好。森島のほうも昨季は16得点を決めており、前節で今季初ゴールを決めて調子を上げてきた。もう1つ昨季と異なるのは中盤の選手も点を取れていることだ。
その藤枝が今季初めて秋田から点を取れるのか、守備の自信を深めている秋田が強力2トップを抑え切って今節も無失点を続けられるのか。まさに“矛vs盾対決"と言える。
一方、秋田の攻撃はロングボールとロングスローも含めたセットプレーが大きな武器で、それを徹底してくる攻撃に藤枝が90分間耐え切れるかという点も大きな見どころとなる。ロースコアの我慢比べのような戦いになる可能性もあるが、その中で繰り広げられる局面局面の戦いは、非常に見ごたえのあるものになるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]