今治は前節、ホームで八戸と対戦。試合をおおむね優位に進めながら終盤に失速し、ドロー決着に終わった。ここしばらく、どの試合でも主導権を握り、安定感のある試合運びを見せているものの、課題として挙げられるのが決定力不足。アタッキングサードまで進入して多くのシュートシーンを演出しながら、9得点という数字はやや寂しいものと言わざるを得ない。前節も終始押し気味の展開に持ち込んだが、奪った得点はオウンゴールの1点のみ。それが災いとなって勝点は目減りしている。Jの舞台での経験に乏しい選手の多いチームにとっては一夜漬けで解消される課題ではないが、まずは試合ごとに成功体験を得て成長していきたいところだ。
今節対戦するのは、今治とは対照的にここまで15得点を挙げ、リーグトップクラスの得点力を誇る藤枝。際立っているのは経験、実績ともに豊かな大石 治寿、森島 康仁の2トップの活躍。この2人だけで9得点を奪い、強力攻撃陣をけん引している。その反面、すべての試合で失点を喫しており、守備に脆さがある。堅守を誇る今治相手には守備の引き締めも勝利へのカギとなるだろう。
[ 文:松本 隆志 ]