鹿児島が目指すJ2昇格のためには、残り4戦で2位との勝点差7をひっくり返さなければならない。「少ない可能性に懸ける」とは、主将・酒本 憲幸の弁。その意気込みで、4戦全勝を目指す。もちろん、1試合でも落とせば今季の「終戦」に限りなく近づく。
前節、アウェイで行われた岩手戦は、ひさびさのスタメンとなった薗田 卓馬、野嶽 惇也らが攻撃を活性化し、酒本の挙げたゴールを守り切って、8試合ぶりの無失点試合で勝利した。掲げる攻撃的サッカーを完遂するためには、岩手戦のように前線からの積極的な守備でボールを奪い、主導権を握る形を作りたい。ただ、前節では「全体の守備の意識は高かった」(水本 勝成)ものの、何度か裏を取られ、決定機を作られた。今節は好調・福島の攻撃陣を抑え込む必要があり、より高い集中力、1対1や球際で負けない粘り強さなどが求められる。
一方の福島は5戦負けなし、2連勝と調子を上げている。2試合連続ゴールの田村 亮介、12得点で得点ランキング4位タイにつけるイスマイラらを中心に、攻撃陣の好調ぶりがうかがえる。前回、ホームで大敗した鹿児島を相手に雪辱を果たし、連勝を伸ばして順位を上げていきたい。
[ 文:政 純一郎 ]