琉球のホーム・タピック県総ひやごんスタジアムに鹿児島が足を踏み入れるのは、両者がJ2に初昇格した2019年以来。このときは琉球が2-1で接戦をモノにしている。そして両雄は今季J3の舞台で再会し、5月の前回対戦は鹿児島が2-0で制している。陸続きではないものの、海上を通る国道58号線でつながっている隣県対決は熱を帯びることだろう。
残り4試合となり、両者の目標は異なる。17位・琉球は9月に就任した金 鍾成監督により、チームの再構築が進められている。ボール保持率を高めて相手を自陣にクギづけにし、前傾姿勢で攻撃したいところ。ただ、そのぶん背後を取られやすく、陣形を引き戻される傾向もあるだけに、相手のビルドアップを打ち消す前線からの守備が大事となる。そして来季を見据え、若手の積極起用も見られるかもしれない。ただ、指揮官は「上位に立つ相手にわれわれが戦えるというところ、今年の琉球をもう一度表現できる機会だと思っている」と話しており、手綱を緩めず相対することになるだろう。
一方の2位・鹿児島は昇格を目指している。前節・奈良戦は1-1で引き分けたが、GK
泉森 涼太が好セーブを見せ、勝点をしっかり積み上げた。モチベーションが高まる中、アウェイ戦とはいえしっかり勝点3を積み上げたい。そして、かつて鹿児島を指揮した金 鍾成監督との再会も見どころである。
[ 文:仲本 兼進 ]