Jリーグ参入初年度だった昨季、ファン・サポーターとともに『奈良、一体。』を体現した奈良。開幕戦から着実にJクラブとしての誇りを感じさせる成長を遂げ、美しい姿を示したチームは、終盤戦までJ2昇格争いに絡み、5位で終えている。今季のスローガンは『さらなる高みへ!』で、昨季は首位に立っても明言しなかったJ2昇格を目指すと宣言した。ホームスタジアムであるロートフィールド奈良は、高みを目指す道のりを明るく照らしてくれるであろう照明設備も整い、2月17日の点灯式をもってナイトゲームも行える環境となった。
対する琉球の昨季は、17位でフィニッシュ。創設20年の節目を迎えていた昨年10月下旬には新たな挑戦を続けていくため、クラブ名称等の変更を行うと発表した。“新しい風を吹かし”チーム一丸となって“巻き返しを期す”シーズンにする決意で、今季のスローガンには『Rewind(リワインド)』を掲げた。今年が辰年であることからそのスローガンのサブタイトルに加えられたのは、J3で優勝を遂げた2018年にスローガンであった『琉球昇竜』。このように、J2復帰への志は堅い。
目標に向かう道程の一歩目、両チームはいかにして踏み出すか。
[ 文:前田 カオリ ]