前節、首位・大宮と相対した琉球。リードを許す中で
富所 悠、
野田 隆之介のゴールが生まれるシーソーゲームに持ち込んだが、同点で迎えた後半のラストプレーで失点を喫し、勝点を積み上げられなかった。上位陣の勝点差が詰まっているいま、もちろん守りを固めて貴重な勝点1を死守するほうへ舵を切ることもできたはず。ただ、トップを目指しているからこそ、大宮との力比べで負けたくない気持ちを前面に出し、勝利を目指してファイティングポーズを崩さない琉球らしさを押し出した結果でもある。
首位と勝点差を縮めたかった一戦で思惑どおりにはいかなかったが、攻撃を主語にしてチャレンジし、「沖縄の皆さんを笑顔にさせたい。その顔を僕らは見たい」(
鈴木 順也)からこそ、ゴールを追求する姿を金沢戦で演じたいところだ。そして「僕の可能性を信じて僕を使ってくれた金沢に対して感謝の思いと、より成長した姿をプレーで伝えたい」と話すのは古巣対決に臨む
平松 昇。そして同じく古巣戦となる
高安 孝幸とのコンビの動きにも注目したい。
金沢は前節、北九州と対戦。梅雨空の下、なかなかボールが走らないピッチ状況でのプレーとなったが、左サイドからドリブル突破を図った
梶浦 勇輝がゴールにねじ込み、力強さを見せた。後半に追いつかれ、今季初の連勝とはならなかったが、「勝点1は率直に悔しいし満足していない。チームメートもそう捉えていると思う」(
山本 義道)と悔しさをバネにし、勝点で並ぶ琉球との直接対決に勝ってリーグ前半戦を締めくくりたいところだ。
[ 文:仲本 兼進 ]