連勝スタートを切ったFC東京を追いかける神戸。過去2戦はいずれも先発のメンバーをリーグ戦から大きく変更している。2月27日の明治安田J1開幕戦から中2日で行われた第1節・大分戦はGK前川 黛也を除く先発10人が変更され、第2節・FC東京戦も大幅なメンバー変更を施した。FC東京戦では今季加入したGK廣永 遼太郎が神戸でのデビューを飾り、前橋育英高から加入したルーキーの櫻井 辰徳も先発出場で地に足をつけたプレーを見せた。
ルヴァンカップでの試合をきっかけにリーグ戦先発につなげた選手も出てくるなど、レギュラー・サブを問わずチーム一体で進んでいることを感じさせる大会になっているのも印象的。リーグ戦の前節・湘南戦から中3日で迎える今節を挟み、中2日でJ1第11節・鹿島戦が控えており、ここまでのメンバー編成のパターンを踏まえれば、湘南戦から大きくメンバーが替わることが想定される。湘南戦の66分から出場し、神戸デビューを飾ったケニア代表FWのアユブ マシカやケガからの復帰を目指す選手たちの起用があるかどうかにも注目が集まる。
リーグ戦では6試合負けなしで上位に食らいついている神戸とすれば、チームの戦いを良い形で次につなげるためにも今節は大事な試合。ただ、乗り込んでくる徳島はきわめて危険な相手だ。J1第2節で対戦した際には、前線からの激しい守備とポゼッションワークに苦戦。75分に垣田 裕暉に先制点を許し、瀬戸際に立たされる中で87分に菊池 流帆のゴールで同点に持ち込んだ。
その徳島もこのルヴァンカップでは、リーグ戦で先発出場するメンバーから大幅な変更を行っている。第1節・FC東京戦ではリーグ開幕戦から11人全員を変更し、第2節・大分戦では藤原 志龍や小西 雄大らが連続スタメンを飾ったが、多くのメンバーが変更されている。ここまで積んだ勝点はゼロだが、いずれの試合も0-1と粘り強い戦いを見せた。リーグ戦では第6節・横浜FC戦でJ1でのホーム初勝利を飾り、第7節・清水戦、第8節・仙台戦にも勝利して3連勝。直近3試合は1勝2敗となっているが、ここまで勝点14を積み上げ、J1昇格初年度ながら堂々とした戦いを続けている。
17日のJ1第10節・鹿島戦で、合流が遅れていたダニエル ポヤトス新監督が待望の初指揮を執った徳島。今節をリーグ戦やルヴァンカップグループステージ後半戦に向けて勢いをつけていく好機としたいところだ。
[ 文:小野 慶太 ]
