札幌は前節、敵地で鹿島と対戦して0-3の敗戦。JFA・Jリーグ特別指定選手の田中 宏武のJリーグデビューを含め、直近のリーグ戦からメンバーを大きく入れ替えて臨んだ試合だったが、前半にビルドアップのミスから先制を許し、その後もクリアが中途半端になったところから追加点を奪われた。後半にもPKを献上して失点を重ねるなど、歯車がかみ合わないまま試合を終えてしまった印象だ。ミス絡みでの3失点についてペトロヴィッチ監督は、「自分たちのゴールに得点を決めてしまった」と独特の表現をした。
直近の公式戦は24日の明治安田J1第11節。4戦未勝利という苦しい状況の中でホームに仙台を迎え、前半に先制される難しい展開になってしまったが、後半開始から投入された小柏 剛のプロ初得点をきっかけに流れを呼び込み、終了間際にはジェイが見事なヘディングシュートを叩き込んで、これが決勝点に。公式戦5試合ぶりの勝利を挙げている。
一方の福岡は前節、敵地で鳥栖と対戦して1-0で快勝。こちらもターンオーバーを織り交ぜたメンバーでの試合となったが、両サイドを使って相手の守備を広げながら中央を崩す戦い方がうまく機能し、好機を演出。相手GKの好守に阻まれたが、良い戦いができていた。そして、試合終盤にCKがはね返されたボールをキッカーだったジョルディ クルークスが鋭く蹴り込んで決勝点を奪ってみせた。
福岡の直近の公式戦も24日のJ1第11節。敵地で広島と対戦した試合は、立ち上がりに相手のオウンゴールで先制点を得たが、広島に攻め立てられて同点にされてしまう。しかし、その後はしっかりと押し返し、五分の展開に。そして、後半立ち上がりにキャプテン・前 寛之がスーパーゴールを叩き込んで勝ち越しに成功し、公式戦3連勝を果たした。
そんな両チームの対峙となるわけだが、福岡としては札幌にリベンジを果たしたいところだろう。このカードはすでに今季二度行われており、3月3日の第1節では福岡のホームで札幌が3-2で勝利。4月3日のJ1第7節でも福岡のホームで札幌が2-1の勝利。ホームゲームで二度も敗れてしまっているとあって、福岡としては敵地での勝利を是が非でもつかみ取りたいところ。勝てば勝点で札幌に並ぶことができるため、その意味でも勝点3が欲しいはず。
まだまだ冷える北海道でのナイトゲームだが、札幌ドーム内ではアグレッシブな熱戦が期待できそうなシチュエーションだ。
[ 文:斉藤 宏則 ]

