19人の登録メンバーのうち14人が国内組で、1人のオーバーエイジ、GKロンウェン ウィリアムズも国内でプレーしている。一方、国外組5人のうち4人がポルトガルのクラブに在籍し、1人はウクライナでプレーしている。
注目はポルトガルでプレーするルーサー シン。A代表にも選出されるドリブラーで、高い決定力も兼ね備える。一方で、守備の要はウクライナのクラブでプレーするレポ マレペ。複数のポジションに対応する万能型が、南アフリカの堅い守りを支える。
日本にとっては、メダル獲得への第一歩となるこの初戦で弾みを付けたいところ。とりわけ短期決戦では、初戦の結果がその後の戦いを大きく左右するだけに、何より勝利が求められる戦いとなる。まずは身体能力の高さを備える相手のスピードや強さに慣れていくことが肝要で、先制点を与えない戦い方が求められるだろう。百戦錬磨の吉田 麻也や、フランスリーグでアフリカ勢との対戦経験豊富な酒井 宏樹を中心に、相手の攻撃にしっかりと対抗していきたい。
一方で攻撃のカギを握るのは10番を背負う堂安 律。直前の強化試合でもゴールを連発したこのアタッカーが、テクニックと敏捷性を生かして、相手の守備に揺さぶりをかけたい。膠着した展開となれば、セットプレーの重要度も高まるだろう。
南アフリカはチーム内で3人が新型コロナウイルスの陽性判定となり、18人が濃厚接触者に認定されたことで試合開催が危ぶまれていたが、予定通りに行われることとなりそうだ。アクシデントにより準備不足であることは想像に難くないが、その逆境が持てる力以上のものを導き出す可能性もあるだけに、日本にとっては油断のできない相手であることに変わりはない。隙を見せず、結果を残し、メダル獲得へ向け、好スタートを切ってもらいたい。