もちろん日本とすれば、勝って首位通過を決めたいのが本望であり、過去2戦と同様に勝利にこだわる戦いを目指すだろう。
ここまで1勝1敗でグループ3位のフランスは、第1節でメキシコに1-4と完敗。南アフリカとの第2節では常に先手を取られながらも、その都度ジニャックのゴールで追いつき3-3とすると、後半アディショナルタイムにサヴァニエが決勝ゴールを叩き込み、劇的な展開で4-3と逆転勝利を収めている。
日本との立場を逆転するには、2点差以上の勝利が必要なフランスは、立ち上がりからアグレッシブに仕掛けてくることが予想される。注意したいのはやはりジニャックだ。オーバーエイジ枠で参戦する35歳の経験豊富なストライカーは、今大会2試合で4得点と圧巻のパフォーマンスを見せている。
身体の強さを生かしたプレーが持ち味で、得点だけでなく起点となって、味方のゴールを演出することもできる。この前線のキーマンを封じることが日本にとっての最重要テーマとなる。ここまで安定した対応を見せている吉田 麻也、板倉 滉のCBコンビにかかる期待は大きい。
一方でフランスの守備は2試合で7失点と、脆さを見せている。南アフリカ戦ではミスから先制点を献上し、相手の鋭いサイド攻撃に隙を見せる場面も多かった。日本は好調を維持する久保 建英をはじめ、コンディションを高めてきた三笘 薫ら、ドリブルを武器とする選手たちがカギを握りそうだ。
ただしチャンスを作れても、決めきる力がなければ相手にペースを奪われる危険性もある。早い時間帯で先制点を奪い、後のないフランスの焦りを誘い出せば、ぐっと勝機は高まるはずだ。献身的なプレーを見せながらもまだ結果を出せていない林 大地の爆発が求められる。