グループBを2位で突破したニュージーランドは、今大会の初戦で韓国を1-0で下すと、第2戦ではホンジュラスに2-3と敗れたものの、第3戦ではルーマニアとスコアレスドロー。1勝1分1敗の勝点4でルーマニアとポイントで並んだものの、得失点差で上回り決勝トーナメント進出を決めている。
多くの選手がヨーロッパのクラブでプレーするニュージーランドだが、なかでも警戒したいのがFWのクリス ウッドだ。イングランドのバーンリーに在籍するストライカーは、身長191センチと圧倒的な高さを誇る。
イングランドのプレミアリーグでは4シーズン連続で二桁得点をマーク。2020-21シーズンは12得点を挙げ、低迷するチームにおいてひとり気を吐いた。
A代表でもエースを務めるウッドは、2014年、2017年と日本代表との親善試合2試合で合わせて3ゴールをマーク。その高さと強さに、日本の守備陣は大いに手を焼いた。
今大会でも初戦の韓国戦で決勝ゴールを奪うと、ホンジュラス戦でも1得点。好調を維持したまま、日本戦を迎えることとなる。
一方、ニュージーランドの組織的な守備に日本が苦しむ可能性も否定できない。韓国相手に1点を守り抜き、ルーマニアにも90分を通して隙を与えることはなかった。守りを固めてカウンターから1発を狙う形を得意としているだけに、日本とすればなかなか先制点を奪えない展開に陥るようだと、相手の術中にはまることになりかねない。
とはいえ、今大会の日本はそんな懸念材料も払しょくし得るだけの好調を維持している。3試合で7得点・1失点と攻守両面に不安はなく、選手個々の状態の良さも窺える。対ウッドのカギを握るのは、吉田 麻也と冨安 健洋のCBコンビだろう。とりわけ、今大会初出場となったフランス戦でハイパフォーマンスを示した冨安が相手のエースを封じることができれば、勝機はぐっと高まるはずだ。
攻撃では、やはり久保 建英になるだろう。3戦連発中の若きエースが、その技術と思い切りの良さを示し、ニュージーランドの堅守を打ち破ることに期待したい。
勝てば、2012年のロンドンオリンピックに並ぶベスト4進出となる。そしてその先にはメダルが待っている。新たな歴史を作るべく、まずはこのニュージーランド戦で弾みをつけたいところだ。

