C大阪と横浜FCによるJリーグYBCルヴァンカッププレーオフラウンド。第1戦はC大阪のホーム・ヨドコウ桜スタジアムが舞台となる。
1stラウンドの勝ち上がりのおさらいをすると、C大阪は1回戦・讃岐戦で
チアゴ アンドラーデ、
ラファエル ハットン、
ルーカス フェルナンデス、
ヴィトール ブエノ、
上門 知樹が得点。ブラジル国籍カルテットが揃い踏みの活躍で、5-1と大勝。2回戦の今治戦は、
ヴィトール ブエノ、
ジャルンサックウォンコーンのゴールで2点を先取するも、その後は一度逆転を許す。しかし、
香川 真司のPKで追いつくと、延長後半に
奥田 勇斗のミドルシュートで勝ち越して、4-3で勝利した。京都とのJ1チーム同士の対戦となった3回戦は、開始10分に不用意なミスから先制されたが、後半に一挙4得点。「ミスもありましたが、下を向かずにしっかりと後半に4点を取ったことは、誇り高き活躍だったと思います」とアーサー パパス監督も選手を称える快勝を収めた。
普段のリーグ戦では出場機会が少ない選手たちで構成される中、指揮官の求める攻撃的なスタイルをしっかり発揮し、いずれも大量得点が取れていることは、チームの成熟度の高さを物語る。公式戦9連戦の6戦目であり、直近の明治安田J1第19節・清水戦から中2日ということを考えると、そこから大幅に選手を入れ替えることが濃厚。
古山 兼悟や
上門 知樹、
ヴィトール ブエノといった攻撃陣に期待がかかるとともに、古巣戦となる
中村 拓海がピッチに立てば、そのプレーにも注目したい。
一方の横浜FCも、1stラウンドを勝ち上がる過程においては、出場機会に飢えている選手たちの躍動が目立った。1回戦は岐阜に2-0、2回戦は北九州に2-1、そしてJ1チーム同士の対戦となった3回戦・町田戦は、1-1からPK戦の末に勝利。この試合で素晴らしいPKストップを連発したGK
フェリペ メギオラーロは、「日頃からこの1勝のために準備してきているので、その成果が出て良かった」と満足気に話した。84分に殊勲の同点ゴールを決めた
小川 慶治朗も、「今後、夏に向けてチーム全体の底上げが重要になってくると思いますし、今日はその勢いがつくような試合になったと思います」と充実感をみなぎらせた。
C大阪と同様、横浜FCも直近の試合から中2日。J1第19節・浦和戦から先発の大幅な入れ替えが予想される中で、前述の
小川 慶治朗や、
櫻川 ソロモンらに期待がかかる。
両チームはリーグ戦では第6節で対戦し、ホームの横浜FCが2-0で勝利を収めた。横浜FCとしては、このときの良いイメージが残っているだろう。ただし、そこから試合を重ね、C大阪も当時からチームの成熟度は格段に上がっている。それだけに、今回のプレーオフラウンドできっちりリーグ戦の借りを返したいところだ。
第2戦へ向け、先手をとるのはどちらか。両チーム、総力戦の様相を呈する中、新たなヒーローの出現にも期待したい。
[ 文:小田 尚史 ]