明治安田生命Ｊ１リーグは18日に第32節の8試合が行われ、Ｇ大阪に勝利した川崎Ｆが優勝の可能性を残した。
負ければ鹿島の優勝が決定する状況下で、ホームにＧ大阪を迎えた川崎Ｆは、0-0で迎えた82分にエウシーニョが値千金の決勝ゴールを奪取。1-0でＧ大阪を下した川崎Ｆが勝点を66に伸ばし、首位鹿島との勝点差を4とした。残り2試合で逆転優勝を目指す。
ＡＦＣチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）出場権を争う3位のＣ大阪と5位の横浜FMの一戦は、後半に入りＣ大阪の攻撃が爆発。1点ビハインドで迎えた64分に清武 弘嗣のゴールで同点に追い付くと、68分に水沼 宏太が逆転ゴールを奪取。さらに70分に杉本 健勇、87分にマテイ ヨニッチが追加点を奪ったＣ大阪が4-1と快勝を収め、3位の座を死守した。
同じくＡＣＬを目指す直接対決となった4位柏と6位磐田の直接対決は、29分に手にしたオウンゴールでの1点を守り抜いた柏が勝利。Ｃ大阪との勝点差をキープした。一方、敗れた磐田は3位以内が厳しくなった。
残留争いに目を向けるとジェイの2ゴールで清水を下した札幌の残留が決定。一方、パトリックのゴールなどで神戸を2-1で下した広島が、新潟に敗れた甲府をかわして残留圏に浮上した。
18分にオウンゴールで手にした1点を守り抜き、甲府に勝利した新潟だったが、15位に浮上した広島との勝点差は8のままで、2試合を残して降格が決定。2004年にＪ１に昇格して以来、初の降格となった。
17位の大宮はアウェイで仙台と対戦し、増嶋 竜也にゴールを奪われるなど3失点。石井 正忠監督の初陣を勝利で飾れず、残留が厳しい状況となった。
FC東京とホームで対戦した鳥栖は原川 力と福田 晃斗のゴールで2-1と勝利。神戸をかわして8位に浮上している。
■試合データ
仙台vs大宮
柏vs磐田
川崎ＦvsＧ大阪
横浜FMvsＣ大阪
新潟vs甲府
神戸vs広島
鳥栖vsFC東京
清水vs札幌
