3日に明治安田生命Ｊ２リーグ第11節の11試合が行われ、首位の磐田が札幌に0-3で完敗。水戸に1-0で勝った金沢が、今季初めて順位表のトップに躍り出た。
アウェーに乗り込んだ磐田は、立ち上がりに先制点を献上する苦しい展開。その後は押し込む時間が増えたが、逆にカウンターからピンチを招き、71分、75分に連続失点。終盤には森島 康仁が何度か惜しい場面を迎えたもののゴールは遠く、無得点のまま札幌に苦杯をなめた。
ホームで水戸と対戦した金沢は0-0で迎えた後半アディショナルタイムに、途中出場のジャーン モーゼルが値千金の決勝点。劇的な勝利で勝点3を加算し、磐田を抜き去りついに首位に立っている。
他の上位陣では、千葉が中村 太亮の鮮やかなFK弾などで横浜FCを3-0と一蹴。大宮は愛媛に競り勝ち4位に浮上した。
前節、フォルランのハットトリックで快勝を収めたＣ大阪は、今節では一転、攻撃陣が沈黙。13分に喫した失点を最後まで取り返せないまま、今季3敗目を喫している。
最下位に沈む熊本は、アウェーで栃木と対戦。2点のリードを奪いながら後半、中美 慶哉に2点を叩きこまれて勝ち切れず。勝点1を獲得し最下位から脱出したものの、悔いの残る一戦となった。
8試合ぶりの勝利を挙げたのは讃岐。58分に生まれた永田 亮太のゴールを守り抜き、1-0で東京Ｖを下した。
アウェーで長崎と対戦した岡山は、1-2で迎えた90分、岩政 大樹が移籍後初ゴールを決めて土壇場でドローに持ち込んでいる。群馬は84分に途中出場のオリベイラが決勝点を奪い、京都に競り勝った。終盤に試合が動いた大分と徳島の一戦は1-1の引き分け。北九州は渡 大生と 小松 塁のゴールで岐阜を2-1で下し、2連勝を達成している。
