中3日の連戦が続く明治安田生命Ｊ２リーグは、7日に第8節の11試合が開催される。
7節終了時点で首位に立つのは、ここまで無敗の甲府。今節はアウェイで町田と対戦する。前節は岐阜に2-0と快勝を収め、勢いを増している。その試合で2ゴールを奪ったドゥドゥが、今節も重要な役割を担うだろう。対する町田は2連勝と復調の気配を見せていたものの、前節は新潟に0-1と惜敗。それでも守りの安定感は備わってきただけに、甲府の攻撃に粘り強く対抗したい。
同じく無敗で2位につける水戸は、ホームに徳島を迎える。ここまでわずか2失点と堅守が際立ち、ここ2試合はともに無失点。この盤石な守備が今節の戦いでも重要なポイントとなるだろう。徳島も2連勝と調子を上げている。攻撃陣に勢いが生まれているだけに、水戸の守備組織を崩す可能性は十分だ。
前節、長崎を撃破し、連敗をストップした柏は、琉球の本拠地に乗り込む。3ゴールを奪った攻撃面が復調しており、2点を決めたオルンガのパフォーマンスも勝敗を分けるポイントとなるはずだ。一方の琉球は、前節千葉に敗れ、今季初黒星を喫した。初めて無得点に終わった攻撃陣が、意地を見せたいところだ。
6試合負けなしを続ける山形は、ホームに東京Ｖを迎える。前節は京都に1-0と競り勝った。整備された守備組織を軸に、今節も安定した戦いを見せるはずだ。東京Ｖも3戦負けなしと、徐々に調子を上げている。こちらもここ2試合は無失点。お互いに堅守に自信を見せるだけに、1点を争う緊迫した展開となりそうだ。
2連勝で6位に浮上した金沢は、ホームで千葉と対戦。前節は鹿児島に3-0と快勝。リーグ2位となる13得点を記録する攻撃サッカーで、3連勝を狙う。一方の千葉も、監督交代が奏功し、2連勝と状態を上げている。前節、移籍後初ゴールを記録した佐藤 寿人のパフォーマンスに注目が集まる。
大宮も2連勝で7位に順位を上げている。今節は鹿児島の本拠地に乗り込む。高木 琢也監督が求めるスタイルが徐々に浸透してきており、さらに勢いを増していきそうな気配だ。一方の鹿児島は3連敗で最下位に転落。Ｊ２の厳しい洗礼を浴びている。5試合連続ノーゴールと攻撃陣に元気がなく、この課題をいかに修正するかが重要なテーマとなる。
岡山はホームで新潟と対戦。ここ2試合勝ちがなく、10位に順位を下げている。ともに終了間際の失点で勝点を落としているだけに、90分を通した安定感が求められる。新潟は前節、町田を下して、連敗を2で食い止めた。粘り強い戦いを実現しており、その良い流れを今節にも持ち込みたいところだ。
3連敗中の愛媛は、ホームに岐阜を迎える。それでも前節は3試合ぶりに得点を記録しており、手応えを感じる試合となった。対する岐阜も4戦未勝利と元気がない。4試合でわずか1得点の攻撃面にテコ入れを図りたいところだ。
栃木はホームで京都と対戦。前節は福岡に2-1と競り負けている。持ち前の守備組織に綻びが見えただけに、安定感を取り戻したいところだ。一方の京都は4試合勝利から見放されている。課題の得点力をいかに向上できるかが、重要なテーマとなりそうだ。
横浜FCvs福岡は連勝をかけた一戦に。横浜FCは前節、愛媛に2-1と勝利。一方の福岡は栃木に2-1と競り勝った。ともに現状は中位以下に留まっているが、地力を備えたチームなだけに、今季初の連勝を実現し、浮上のきっかけを見出したい。
長崎vs山口は20位と21位の対戦となった。長崎はここまでわずか2得点と攻撃面に課題を抱える。一方の山口はリーグワーストの16失点を喫する守備に不安を残す。対照的なテーマを抱える両者だが、その課題を払しょくし、光明を見出すのは、果たしてどちらのチームか。
■各試合の見どころをチェック
岡山vs新潟
愛媛vs岐阜
鹿児島vs大宮
山形vs東京Ｖ
水戸vs徳島
栃木vs京都
横浜FCvs福岡
金沢vs千葉
長崎vs山口
町田vs甲府
琉球vs柏
