【公式】札幌は待望のホームゲームで、好調のFC東京と激突。13年ぶりの“横浜ダービー”は、ゴールラッシュの予感？【プレビュー：明治安田Ｊ１第6節】：Ｊリーグ公式サイト（J.LEAGUE.jp）

2020年7月20日(月) 18:00

札幌は待望のホームゲームで、好調のFC東京と激突。13年ぶりの“横浜ダービー”は、ゴールラッシュの予感？【プレビュー：明治安田Ｊ１第6節】

明治安田生命Ｊ１リーグは、22日に第6節の9試合が開催される。今季二度目の水曜日開催となる今節、各チームはこのハードスケジュールをいかに乗り越えていくのか。チームの総合力が問われてきそうだ。

4連勝で首位に立つ川崎Ｆは、アウェイで仙台と対戦。再開後の4試合で14得点と圧巻の攻撃力を示している。前節は横浜FCに5ゴールを奪って快勝を収めた。怪我明けの小林悠がいきなり2得点を記録するなど、勢いに拍車がかかっている。一方の仙台は、前節、数的優位を手にしながらも2点のリードを守り切れずに、札幌と引き分けた。終盤に隙を見せた守備の修正がテーマとなりそうだ。

FC東京は前節、浦和に快勝を収め、2位に浮上。今節は札幌の本拠地に乗り込む。好調を維持するブラジル国籍トリオが、今節もチームに勢いをもたらしそうだ。札幌は数的不利に陥りながらも仙台と引き分けた粘りを、今節も示したいところ。今季初のホームゲームで、地元のファンにその雄姿を見せつけたい。

3位のＣ大阪はホームに神戸を迎える。前節は2-1と広島に競り勝った。サイド攻撃を活性化させる坂元達裕がキーマンとなりそうだ。神戸は清水に快勝を収め、調子を上げつつある。今季4ゴールと好調の古橋亨梧が、Ｃ大阪の守備陣を苦しめそうだ。

無敗で4位の名古屋は、アウェイで大分と対戦。2試合連続完封勝利と、守備の安定が光る。途中出場から流れを変える役割を担う前田直輝の起用法もポイントとなりそうだ。大分はここ2試合勝利がない。前節はＧ大阪に逆転負けを喫した。それでも渡大生が移籍後初ゴールを奪うなど、明るい材料もある。もうひとりの新加入ストライカー、知念慶にもそろそろ結果が欲しいところだ。

浦和はホームで柏と対戦。前節はFC東京に敗れ、今季初黒星を喫した。不発に終わった攻撃陣が、意地を見せられるか。対する柏は湘南を下し、連敗を3でストップした。エースのオルンガが復調の気配を示し、仲間隼斗ら新加入選手も躍動。もっとも複数失点が続く守備には修正が必要となるかもしれない。

13年ぶりとなる“横浜ダービー”も、今節の注目カードとなる。2007年の対戦は1勝1敗の五分だが、果たして今回はいかなる決着を見るか

13年ぶりとなる“横浜ダービー”も、今節の注目カードとなる。横浜FC、横浜FMともに前節は完敗に終わり、苦しい状況でこの試合を迎える。得点は奪えるものの、失点の多さが課題となる両チームの対戦だけに、多くのゴールが生まれる戦いとなるかもしれない。2007年の対戦は1勝1敗の五分だが、横浜FMの勝利は、8-1の大差となった。果たして今回はいかなる決着を見るか。

Ｇ大阪はホームに広島を迎える。前節は大分に逆転勝利を収め、2連勝を達成。宇佐美貴史に今季初ゴールが生まれたのは好材料で、チームの勢いを加速させていきそうだ。一方の広島は3試合勝利がなく、前節はＣ大阪に敗れた。得点力に課題を残すなか、攻撃陣の奮起が求められるだろう。

前節、横浜FMを下し、今季初勝利を挙げた鹿島は、湘南の本拠地に乗り込む。課題の攻撃が4得点を奪い、不安を払しょくしている。2ゴールを決めた上田綺世が今節も重要な役割を担いそうだ。湘南は未勝利が続く。前節は柏に2-3と競り負けた。ここまで10失点の守備をいかに立て直せるか。浮嶋敏監督の手腕がカギを握るだろう。