明治安田生命Ｊ２リーグは11日、12日に、シーズンの折り返しとなる第21節の11試合が開催される。
新潟はアウェイで大分と対戦。前節は徳島と引き分け4連勝はならなかったものの、勝点1を加え首位に浮上した。好調の三戸 舜介をU-21日本代表の活動で欠くなか、前節久しぶりにゴールを決めた谷口 海斗に期待がかかる。大分は前節町田を下し、2連勝と調子を上げている。2試合連発中の渡邉 新太が、古巣相手に結果を残せるか。
2位の仙台は徳島の本拠地に乗り込む。前節は千葉に敗れ、6試合ぶりの黒星で首位から陥落した。ここ3試合で二度の無得点と、勢いを失いつつある攻撃の迫力を取り戻したい。徳島は前節新潟と引き分け、3試合連続のドローとなった。リーグ最多の12引き分けと、勝ち切れない試合が目立つ。複数得点を奪うことが勝利のポイントとなるだろう。2試合連続ゴール中の一美 和成にかかる期待は大きい。
3位の横浜FCはアウェイで金沢と対戦。前節は東京Ｖと引き分け、3連勝はならなかった。チャンスは作れていただけに、求められるのは決定力。小川 航基、サウロ ミネイロら前線のタレントが意地を見せられるか。金沢は前節、岡山に敗れ連勝が2でストップした。前半だけで5点を許した守備の修正がテーマとなりそうだ。
4位に浮上した山形は、水戸とのアウェイゲームに挑む。前節は琉球に4-0と快勝を収めた。好調を維持する加藤 大樹のパフォーマンスが今節もカギを握りそうだ。対する水戸は前節大宮に快勝を収め、連敗を2で食い止めた。得点源の木下 康介を出場停止で欠くなか、2戦連発中の新里 涼に期待がかかる。
5位の岡山はアウェイで山口と対戦。前節は金沢を撃破し、4戦負けなしとしている。前半だけで5点を奪った攻撃陣が今節も爆発なるか。一方の山口は前節群馬に競り勝ち、6試合ぶりに勝点3を手にした。好調を維持する沼田 駿也が今節も重要な役割を担いそうだ。
6位の町田はホームに熊本を迎える。前節は大分に1-3と敗戦。早い時間帯での失点で流れを失っただけに、試合の入りがポイントとなるだろう。熊本は前節秋田と引き分け、5試合負けなしとしたが、勝ち切れない試合も目立つ。こちらは失点が多い終盤の戦い方がカギを握りそうだ。
千葉は3連勝で7位に浮上。今節はアウェイで甲府と対戦する。3試合連続複数得点と、攻撃に勢いが生まれてきている。ともに2試合連続ゴール中のブワニカ 啓太と見木 友哉がチームを4連勝に導けるか。一方の甲府は前節岩手に敗れ、6試合勝利から遠ざかる。守備の安定感は備わるが、課題は得点力。11試合ゴールのない長谷川 元希の復調が待たれる。
秋田はホームに大宮を迎える。前節は熊本と引き分け、4試合勝利なしとなった。失点が増えているだけに、持ち前の堅守を取り戻したいところだ。対する大宮は前節水戸に敗れ、相馬 直樹監督の初勝利はお預けとなった。強度の高い守備を保ち、スピーディな攻撃で好機を生み出していきたい。
東京Ｖはホームで岩手と対戦。前節は横浜FCと引き分け、6試合勝利なしとなった。先制しながらも逃げ切れない試合が続いているだけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。岩手は前節甲府を下し、連敗を3で食い止めた。今節も粘り強い守備を実現し、得意のカウンターからゴールを狙いたい。
群馬vs栃木は18位と19位の対戦となる。群馬は前節山口に敗れ、4連敗となった。先制しながらも逆転負けを喫しただけに、90分を通してプレー強度を保てるかがテーマとなる。栃木は長崎に敗れ、こちらは2連敗となった。2試合で5失点守備を上手く立て直したいところだ。
最下位に沈む琉球は前節山形に完敗を喫し、喜名 哲裕監督の解任を発表。今節は倉貫 一毅ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。現在4試合勝利がなく、ここ2試合で7失点。攻守両面で課題を抱えるなか、監督交代を機に悪い流れを断ち切ることができるか。対する長崎は前節栃木に競り勝った。終了間際に決勝点を奪ったクリスティアーノに、今節も大きな期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
甲府vs千葉
金沢vs横浜FC
徳島vs仙台
琉球vs長崎
大分vs新潟
山口vs岡山
秋田vs大宮
水戸vs山形
町田vs熊本
群馬vs栃木
東京Ｖvs岩手
