広島は5連勝をかけて横浜FCと激突。リーグ屈指の得点力を誇る湘南vs横浜FMは激しい撃ち合いの予感【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第8節】

明治安田生命Ｊ１リーグは15日に第8節の9試合が開催される。

首位の神戸はアウェイで鹿島と対戦。前節は新潟と引き分け、3連勝はならなかった。それでも3試合連続クリーンシートと守備の安定感が光る。4試合ゴールから遠ざかる武藤 嘉紀に一発を期待したいところだ。一方の鹿島は前節柏に敗れ、3連敗となった。得点力に課題を抱えるなか、鈴木 優磨ら攻撃陣の奮起が求められるだろう。

2位の名古屋は川崎Ｆの本拠地に乗り込む。前節は浦和とスコアレスドローに終わり、4戦負けなしとした。神戸と同様に堅い守りが際立つ一方、今季まだゴールのないマテウス カストロの爆発が待たれる。対する川崎ＦはＧ大阪に敗れ、今季初の連勝はならなかった。ここ2試合で5失点を喫する守備の修正を図りたい。

4連勝と勢いに乗る広島は、アウェイで横浜FCと対戦。前節は鳥栖に1-0と競り勝っている。ここ2試合で3得点と絶好調のドウグラス ヴィエイラに今節もかかる期待は大きい。横浜FCは前節横浜FMに敗れ、またしても初勝利はならなかった。5失点を喫した守備の修正はもちろん、小川 航基以外ゴールを奪えていない攻撃面の改善も求められてきそうだ。

広島と並んで3位タイの福岡は、新潟とのアウェイゲームに臨む。前節は京都に競り勝ち、6戦負けなしと安定した戦いを続けている。復帰後初ゴールを決めたウェリントンが今節も結果を残せるか。新潟は前節、神戸と引き分け3戦未勝利となった。チャンスは作れているだけに、求められるのは決定力。鈴木 孝司らFW陣が意地を見せられるか。

湘南vs横浜FMは、リーグ1位、2位の得点力を誇る攻撃的なチーム同士の対戦となる。湘南は前節、FC東京と引き分け、連勝はならなかった。エースの町野 修斗が王者相手に結果を残せるか。そのパフォーマンスに注目が集まる。一方の横浜FMは前節、横浜FCに5-0と大勝した。ともに2ゴールを決めたアンデルソン ロペスとエウベルのブラジルコンビが今節も力強く攻撃を牽引するはずだ。

浦和はホームに札幌を迎える。前節は名古屋と引き分け、連勝が4でストップした。アレクサンダー ショルツとマリウス ホイブラーテンを軸とした守備の安定感は備わるだけに、後はいかに得点を奪えるか。新加入のホセ カンテに結果が求められるだろう。一方の札幌はＣ大阪に競り勝ち、3試合ぶりに白星を掴んでいる。2試合連続3ゴールと攻撃に勢いが生まれてきたなか、前節2ゴールの金子 拓郎がキープレーヤーとなりそうだ。

鳥栖はホームで柏と対戦。前節は広島に0-1で競り負けた。西川 潤、本田 風智ら質の高い若手アタッカー陣が目に見える結果を残し、チームに勢いをもたらしたい。対する柏は前節鹿島を下し、待望の今季初勝利を手にした。決勝弾を決めた細谷 真大が今節も大仕事をやってのけるか。

FC東京はホームにＣ大阪を迎える。前節は湘南と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。今季2点目を決めた仲川 輝人が嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。Ｃ大阪は前節札幌に敗れ、4試合ぶりの黒星を喫している。それでもレオ セアラが2試合連続2ゴールと調子を上げている。フィットしてきた新たな得点源が、今節も最前線で存在感を放ちそうだ。

京都はホームでＧ大阪と対戦。前節は福岡に敗れ、2連敗となった。ここまで3得点と結果を残すパトリックが古巣相手に結果を残せるか。そのパフォーマンスに注目が集まる。Ｇ大阪は前節、川崎Ｆを下し、ようやく初勝利を掴んでいる。攻撃に迫力が生まれてきたなか、好調を維持するファン アラーノが今節も重要な役割を担いそうだ。

■各試合の見どころをチェック
横浜FCvs広島
新潟vs福岡
浦和vs札幌
川崎Ｆvs名古屋
湘南vs横浜FM
鳥栖vs柏
鹿島vs神戸
FC東京vsＣ大阪
京都vsＧ大阪