横浜FMと名古屋は勝てばプライムステージ進出も。前節神戸に大勝の広島は同じ相手に再びゴールラッシュなるか【プレビュー：ルヴァンカップ GS 第4節】

ＪリーグYBCルヴァンカップは19日にグループステージの第4節が行われる。

今節はここまで3連勝中の横浜FM（Aグループ）と名古屋（Cグループ）にプライムステージ進出の可能性が生まれている。

横浜FMの突破の条件は、磐田に勝利したうえで札幌vs鳥栖が引き分けに終わると首位通過が決定。また、札幌vs鳥栖が引き分け以外に終わっても、グループDとグループEの試合の結果次第ではプライムステージ進出が確定する。

名古屋は横浜FCに勝利し、広島が神戸に引き分け以上の場合、グループA、グループD、グループEの試合の結果次第で突破が決定する状況だ。

Aグループの横浜FMは、アウェイで磐田と対戦。前節は札幌を下し3連勝を達成。磐田との前回対戦では1-0で競り勝っている。ここまでわずか1失点と安定した戦いを続けており、一気にグループ突破を決める可能性は十分だ。一方の磐田は3連敗と苦しんでいる。リーグ戦では徐々に調子を上げてきただけに、その良い流れをこの大会にも持ち込みたいところだ。

札幌はホームに鳥栖を迎える。前回対戦ではスコアレスドローに終わり、直近のリーグ戦では浦和に4失点の完敗。失点が増えているなか、馬場 晴也ら若手守備陣がチームに安定感をもたらしたい。鳥栖は前節磐田を下し、初勝利を挙げた。決勝ゴールを決めた樺山 諒乃介に期待がかかる。

Bグループでは川崎Ｆがホームに清水を迎える。ここまで勝利がなく、リーグ戦でも結果を出せない苦しい戦いが続いている。前回対戦で敗れた相手にリベンジを果たし、可能性を残せるか。清水は前節湘南に完敗を喫している。それでもリーグ戦では大勝を収めるなど調子を上げている。前回対戦でゴールを決めたオ セフンの決定力に期待がかかる。

もうひとつの試合では浦和が湘南と対戦。ここまですべて引き分けと、勝ち切れない戦いが続いている。もっとも先週末のリーグ戦では札幌に4-1と大勝を収めた。松崎 快、安居 海渡らリーグ戦での出番が限られる選手たちが意地を見せたいところだ。湘南は前節清水を下し、グループ首位に立っている。その試合で2点を決めた山田 直輝がチームにさらなる勢いをもたらせるか。

Cグループでは突破の可能性がある名古屋が、横浜FCの本拠地に乗り込む。同カードの前節は3-2で逆転勝利を挙げた。2ゴールを決めた酒井 宣福が再び爆発するか。一方の横浜FCは3連敗と苦しんでいる。前回対戦では2点を先行しながらも逆転負けを喫しただけに、隙を見せた後半の試合運びがポイントとなりそうだ。

広島はホームに神戸を迎える。前節はアウェイで神戸を5-0と一蹴。リーグ戦でも好調を維持するドウグラス ヴィエイラとエゼキエウのコンビがカギを握りそうだ。対する神戸は5失点で敗れた前節から立て直すことができるか。今季は出番が限られるアンドレス イニエスタの奮起が期待される。

Dグループでは首位の新潟がアウェイで柏と対戦。前節はホームでその柏に2-0と快勝を収めた。ともにゴールを決めた松田 詠太郎と小見 洋太の若きアタッカーコンビが、再び結果を残せるか。対する柏はここまで未勝利で最下位に沈む。加入後まだ結果を残せていない山田 康太の復調が待たれる。

福岡はホームに鹿島を迎える。同カードの前節は0-1で敗れている。その試合ではシュートわずか1本に終わっただけに、攻撃陣の奮起が求められるだろう。一方の鹿島は前節勝利したものの、リーグ戦では4連敗中と苦しんでいる。荒木 遼太郎ら若手が嫌な流れを断ち切るパフォーマンスを示したい。

Eグループでは首位のＧ大阪がFC東京の本拠地に乗り込む。前節は同じ相手に3-0と快勝を収めた。2ゴールを決めた杉山 直宏に今節も期待がかかる。一方のFC東京にとってはリベンジの試合となる。熊田 直紀ら活きの良い若手が揃うだけに、彼らのパフォーマンスがカギを握りそうだ。

Ｃ大阪はホームに京都を迎える。同カードの前節は0-4と完敗を喫した。隙を見せた守備を上手く立て直し、グループ突破に望みをつなぎたい。京都は快勝を収めた前節の勢いをこの試合にも持ち込むことができるか。2点目を決めた18歳の平賀 大空が注目選手となる。

■各試合の見どころをチェック
札幌vs鳥栖
磐田vs横浜FM
川崎Ｆvs清水
横浜FCvs名古屋
広島vs神戸
柏vs新潟
福岡vs鹿島
FC東京vsＧ大阪
Ｃ大阪vs京都
浦和vs湘南