明治安田生命Ｊ１リーグは19～21日に第14節の9試合が行われる。
首位の神戸はアウェイで柏と対戦。前節は広島との上位対決を制し、4戦負けなしとした。ハイパフォーマンスを続ける武藤 嘉紀と大迫 勇也の前線コンビが、今節も重要な役割を担うだろう。対する柏は今節を前にネルシーニョ監督を解任。井原 正巳新監督の下でリスタートを切る。ここまでわずか2勝と苦しむチームをいかに立て直すのか。いきなり首位チームとの対戦となるが、新監督の手腕に期待がかかる。
2位の横浜FMはＧ大阪の本拠地に乗り込む。前節は新潟に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。先制しながら逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。対するＧ大阪は浦和に敗れ、4連敗。ついに最下位に転落した。4試合で10失点の守備の修正もさることながら、得点力不足を露呈する攻撃陣の奮起が求められる。
名古屋vs広島は3位タイで並ぶ注目の上位対決となる。名古屋は前節鹿島に敗れ、10試合ぶりの黒星を喫した。隙を見せたセットプレーの対応を修正したいところだろう。広島は首位の神戸に敗れ、3連勝はならなかった。こちらはカウンターに脆さを露呈しただけに、攻撃時のリスクマネジメントが求められてきそうだ。
5連勝と勢いに乗る鹿島はホームにFC東京を迎える。前節は名古屋に2-0と快勝。5試合連続完封勝利と堅い守りが際立つ。今節も強度の高い守備を保ち、好調を維持する鈴木 優磨の決定力にかけたい。FC東京は川崎Ｆとの“多摩川クラシコ”をものにし、連敗を2で食い止めている。加入後初ゴールを決めた徳元 悠平が今節も輝きを放てるか。
浦和はアウェイで福岡と対戦。前節はＧ大阪に3-1と快勝を収めている。ポジションを掴みつつある安居 海渡のパフォーマンスがポイントになりそうだ。対する福岡は鳥栖と引き分け、2試合勝利なし。得点力に課題を抱えるなか、4試合ゴールのないルキアンに結果が求められる。
札幌はホームに京都を迎える。前節は湘南を下し、2連勝と調子を上げている。ここ2試合で9得点と攻撃陣が好調で、ゴール量産中の浅野 雄也が今節も結果を残せるか。一方の京都はＣ大阪に敗れ、3連敗。5戦未勝利と苦戦が続いている。チャンスを作りながらも決め手を欠くなか、パトリックらFW陣が意地を見せたいところだ。
湘南はホームにＣ大阪を迎える。前節は札幌に完敗を喫し、3連敗となった。複数失点が続くだけに、守備組織の立て直しが求められるだろう。Ｃ大阪は京都に1-0で競り勝った。ボランチでの出場が濃厚な香川 真司のパフォーマンスに注目が集まる。
鳥栖はホームで新潟と対戦。前節は福岡とスコアレスドローに終わり、連勝はならなかった。それでも2試合連続クリーンシートと安定した守備が光る。後はいかに点を奪えるか。10番を背負う小野 裕二に大きな期待がかかる。対する新潟は横浜FMを下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。強烈な一撃で決勝点を叩き込んだ三戸 舜介が今節も大仕事をやってのけるか。
横浜FCはホームに川崎Ｆを迎える。前節は柏を下し、最下位から抜け出している。もっとも今節はその試合で決勝点を決めたエースの小川 航基とユーリ ララの2人が出場停止となる。攻撃の軸を欠くなか、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。一方の川崎ＦはFC東京に敗れ、連勝が3でストップした。こちらもジョアン シミッチと脇坂 泰斗が出場停止となる。中盤の2人を欠くなか、状態を上げてきた大島 僚太に期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs京都
福岡vs浦和
鹿島vsFC東京
湘南vsＣ大阪
名古屋vs広島
柏vs神戸
横浜FCvs川崎Ｆ
鳥栖vs新潟
Ｇ大阪vs横浜FM
