首位の横浜FMは6連勝をかけて湘南と激突。札幌を迎える神戸はイニエスタのラストマッチを白星で飾れるか【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第19節】

明治安田生命Ｊ１リーグは6月30日から7月2日まで、第19節の9試合が開催される。

首位の横浜FMはホームで湘南と対戦。前節は広島に競り勝ち、5連勝と勢いを加速させている。2戦連発中のエウベルが今節も結果を残せるか。対する湘南は水曜日に浦和戦をこなし、中3日での戦いとなる。その試合では1-4と完敗を喫し、3連敗。12試合未勝利で最下位に沈んでいる。首位チームとの対戦で苦戦が予想されるも、前回対戦では1-1で引き分けている。ここ2試合で10失点の守備を上手く修正し、目に見える結果を手にしたい。

2位の神戸はホームに札幌を迎える。前節は福岡に3-0と快勝を収めた。注目はアンドレス イニエスタだ。5年間在籍した世界的名手のＪリーグでのラストマッチとなるだけに、その超絶技巧を目に焼き付けたい。一方の札幌は前節Ｃ大阪に敗れ、2試合勝利なし。得点は奪えているだけに、課題の守備組織を上手く立て直したい。

3位の名古屋はホームに川崎Ｆを迎える。前節はFC東京に敗れ、連勝が4でストップした。今節は中盤の守備を支える米本 拓司が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。対する川崎Ｆは浦和と引き分け、3連勝はならなかった。3試合で1失点と守備の安定感は備わるだけに、後はいかに得点を奪えるか。前回対戦でゴールを決めた宮代 大聖に期待がかかる。

4位の浦和は鳥栖の本拠地に乗り込む。水曜日に湘南と対戦し、4-1と快勝。8戦負けなしと安定した戦いを続けている。中2日での一戦となるが、2戦連発中の関根 貴大の勢いに期待したい。鳥栖は前節、湘南に6-0と大勝。こちらも7戦負けなしと好調を維持する。湘南相手にハットトリックを達成した小野 裕二のパフォーマンスに注目が集まる。

5位のＣ大阪はホームに福岡を迎える。前節は札幌を下し、2連勝とした。今季2ゴール目を決めた香川 真司が今節も結果を残せるか。対する福岡は神戸に敗れ、4連敗と元気がない。7戦未勝利と苦しい戦いが続くなか、前回対戦で勝利した相手を再び撃破し、復調の足がかりを掴みたい。

鹿島はホームで京都と対戦。前節はＧ大阪に敗れ、10試合ぶりの黒星を喫した。立ち上がりの失点で流れを悪くしただけに、前半の戦い方がポイントになりそうだ。京都は前節、横浜FCを下し、2連勝を達成。復調の気配を漂わせている。2戦連発中のパトリックのパフォーマンスが今節もカギを握りそうだ。

新潟はホームに広島を迎える。前節は柏と引き分け、5試合勝利なしとなった。それでも失点が続いていた守備組織が無失点に抑えたのは好材料。広島には前回対戦で勝利しているだけに、自信を持った戦いを展開できるだろう。対する広島は前節横浜FMに敗れ、2連敗。2試合ゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。

横浜FCはホームでＧ大阪と対戦。前節は京都に敗れ、4試合勝利なしとなった。得点力に課題を抱えるなか、今季初ゴールを決めた伊藤 翔に期待がかかる。対するＧ大阪は鹿島を下し、4連勝と勢いに乗る。前節、スタメン復帰を果たした宇佐美 貴史に久しぶりにゴールは生まれるか。

FC東京はホームに柏を迎える。ピーター クラモフスキー監督の初陣となった前節は、名古屋に2-0と快勝。連敗を3でストップし、早くも監督交代の成果が表れている。好調を維持するディエゴ オリヴェイラに今節もかかる期待は大きい。柏は前節新潟と引き分け、連敗を3で止めたものの、7戦未勝利と苦しい戦いが続く。攻撃の形はできているだけに、細谷 真大、武藤 雄樹らFW陣が決め切れるか。チャンスを確実にものにし、井原 正巳体制下での初勝利を狙う。

■各試合の見どころをチェック
Ｃ大阪vs福岡
鹿島vs京都
新潟vs広島
名古屋vs川崎Ｆ
横浜FCvsＧ大阪
FC東京vs柏
神戸vs札幌
鳥栖vs浦和
横浜FMvs湘南