明治安田生命Ｊ１リーグは23日、24日に第28節の9試合が行われる。
首位の神戸はホームにＣ大阪を迎える。前節は広島に敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。ボール支配率で上回りながら決め手を欠いたなか、Ｊリーグデビューを果たしたフアン マタがチームに再び勢いをもたらせるか。対するＣ大阪は鹿島に敗れ、連勝が3でストップした。前回対戦で勝利を収めた相手を再び撃破し、上位争いに踏み止まりたい。
鹿島vs横浜FMは3位と2位の直接対決となる。鹿島は前節、Ｃ大阪を下し、4戦負けなしとしている。今節はディエゴ ピトゥカが出場停止となるだけに、柴崎 岳のスタメン起用も考えられるだろう。横浜FMは鳥栖と引き分け、3戦未勝利となった。火曜日に行われたACLでも敗れており、調子は下降気味だ。前節、起死回生の同点弾を決めた吉尾 海夏が嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。
4位の浦和はＧ大阪の本拠地に乗り込む。前節は京都と引き分け、4戦負けなしながら、勝ち切れない試合も目立つ。課題の得点力不足をいかに解消するのか。ホセ カンテ以外のタレントにも結果が求められる。Ｇ大阪は新潟と引き分け、3戦未勝利となった。終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。
5位の名古屋はホームに札幌を迎える。前節は福岡に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。得点力不足を露呈するなか、7試合ゴールから遠ざかるキャスパー ユンカーの復調が待たれる。対する札幌は湘南に敗れ、連勝はならなかった。今節は中盤を支える荒野 拓馬が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
FC東京はホームで鳥栖と対戦。前節は川崎Ｆに敗れ、4試合勝利なしとなった。苦しい戦いが続くなか、今節は小泉 慶と東 慶悟の2人が出場停止となる。主力不在のなか、俵積田 晃太ら若手がチームに勢いをもたらしたい。鳥栖は横浜FMと引き分け、7試合勝利から見放されている。長沼 洋一が好調を維持する一方、他の攻撃陣の奮起が求められるだろう。
京都はホームに広島を迎える。前節は浦和と引き分け、2試合勝利なし。後半に勢いを失っただけに、プレー強度をどこまで保てるかがポイントになりそうだ。対する広島は神戸を下し、5戦負けなしとした。加入後初ゴールを決めた志知 孝明が今節も結果を残せるか。
新潟vs横浜FCは15位と17位の対戦となる。新潟は前節、Ｇ大阪と引き分け、3試合勝利がない。終了間際に同点弾を決めた三戸 舜介が悪い流れを断ち切る役割を担えるか。一方の横浜FCは柏に敗れ、2試合未勝利となった。失点が目立つ前半の戦い方がポイントになりそうだ。
柏はホームで福岡と対戦。前節は横浜FCを下し、2連勝。6戦負けなしと調子を上げている。マテウス サヴィオと細谷 真大の前線コンビの出来が、今節もカギを握るだろう。福岡は名古屋を下し2連勝と、こちらも好調を維持する。お互いに安定した守備組織が備わるだけに、1点を争う緊迫した一戦となりそうだ。
湘南vs川崎Ｆは国立競技場で開催される。湘南は前節札幌を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。値千金の決勝弾を決めた21歳の平岡 大陽が今節も大仕事をやってのけるか。対する川崎ＦはFC東京を下し、7試合ぶりに白星を掴んでいる。火曜日に行われたACLでも勝利を収めており、復調の気配を漂わせる。両試合で決勝点を決めているマルシーニョに今節も大きな期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
新潟vs横浜FC
FC東京vs鳥栖
名古屋vs札幌
柏vs福岡
京都vs広島
神戸vsＣ大阪
鹿島vs横浜FM
湘南vs川崎Ｆ
Ｇ大阪vs浦和
