初優勝を目指す福岡は2年前の王者・名古屋と激突。22年ぶりの戴冠を狙う横浜FMは3年連続4強進出の浦和を迎え撃つ【プレビュー：ルヴァンカップ 準決勝 第1戦】

ＪリーグYBCルヴァンカップは11日に準決勝の第1戦が行われる。

福岡はホームに名古屋を迎える。準々決勝では第1戦を0-1で落としたものの、第2戦では2-0と快勝を収め、FC東京を撃破。2連連続で4強入りを果たした。リーグ戦でも好調を維持する福岡だが、先週末に行われた天皇杯準決勝では川崎Ｆに完敗。中2日で迎えるこの一戦は、チームの総合力が問われてくるだろう。

対する名古屋は2戦合計3-2で鹿島を下し、初優勝を果たした2021年大会以来となるベスト4進出を決めている。もっともこちらはリーグ戦では勝てない試合が続いており、小さくない不安が付きまとう。それでも堅い守りは備わるだけに、大きく崩れることはないはずだ。今季の両者のリーグ戦での対戦は1勝1敗と五分。初の決勝進出を狙う福岡か。2年ぶりの優勝を目指す名古屋か。緊迫した戦いが繰り広げられそうだ。

横浜FMは第1戦をホームで戦う。札幌と対戦した準々決勝では第1戦で2-3と敗れながら、第2戦では3-0と快勝。持ち前の攻撃力を発揮し、3年ぶりに4強進出を果たした。優勝を争うリーグ戦では調子を落としつつあるのが気がかりながら、22年ぶりの優勝に向けて士気高くこの試合に臨むだろう。準々決勝の2試合でともにゴールを決めた水沼 宏太のパフォーマンスがカギを握りそうだ。

対戦相手の浦和は2戦合計4-0でＧ大阪を下し、3連連続で準決勝に駒を進めてきた。もっとも過去2年は準決勝で敗れているだけに、並々ならぬ意気込みでこの試合に挑むだろう。中盤の要である伊藤 敦樹が代表活動のため不在となるものの、準々決勝で結果を出したブライアン リンセンとアレックス シャルクの2人にかかる期待は大きい。今季のリーグ戦の対戦では1勝1分で横浜FMが優位に立つが、果たして今回はいかなる決着を見るか。

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福岡vs名古屋
横浜FMvs浦和