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ハリルホジッチ監督「チームスピリット、いつも勝つという言葉が存在しないといけない」【試合前監督コメント:日本代表vsボスニア・ヘルツェゴビナ代表】

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2016年6月5日(日) 19:24

ハリルホジッチ監督「チームスピリット、いつも勝つという言葉が存在しないといけない」【試合前監督コメント:日本代表vsボスニア・ヘルツェゴビナ代表】

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ハリルホジッチ監督「チームスピリット、いつも勝つという言葉が存在しないといけない」【試合前監督コメント:日本代表vsボスニア・ヘルツェゴビナ代表】
ボスニア・ヘルツェゴビナについて、「フィジカルもあるが、テクニックもすごくある」と話すハリルホジッチ監督。

「すでに話したこともあるが、この2試合に勝つために参加している。ブルガリアとの素晴らしい試合は終わったが、決勝戦はレベルの高い試合になる。FIFAランキングも20位に入っていて、レベルは全く違うと思う。相手は移動して、疲れているところもあったが、2試合目はかなり良くなってくるだろう。ボスニアの方がブルガリアより強いと思う。ただ、2試合目もいい準備をしたい。勝つトライしていくと思う」

――ボスニアとは縁が深いが、特別な思いは?
「ボスニアはやはり特別で、第一の母国であり 第二はフランスだ。ボスニアには知っている関係者も多い。ただ、そういった感情はあるが、フットボールではすべて勝ちに行く。グラウンドでは勝利したい。それは私だけのためでなく、チームのため。1試合目が終わったあと、さらに目的が上がった。ブルガリア戦後、多くの人が驚いた。そして2試合目ももう一度確認したいということだ。7点をもう一度取るのは難しいと思うし、日本の歴史上でどんなことがあったかか分からないし、ヨーロッパの強豪から7点取ったことがあるか知らないが、このような結果があっても冷静さを失わないようにしなければならない。まだ、日本は強豪ではないし、まだ向上しないといけない。確かに伸びてきたが、まだまだ伸ばさないといけない。2失点もみんなで分析した。特に国内組に要求したが、何人かの選手に体脂肪率に問題がある。もしかしたら、それが原因で代表にいられないかもしれない。ただ、我々はまだ向上していくと思う」

「真司、本田は少し問題がある。一緒に戦ってほしいが、難しい状況かなと思う。ただ、それが逆に他の選手のチャンスになる。我々の候補に入っていることを見せたい。こういった相手にどういう反応が起きるか見てみたい。おそらく1試合目よりも観客は多いと期待しているが、ブルガリアにやったことをもう一度見せられれば。ボスニアはデンマーク相手にいい試合をした。彼らも新しい選手を出した。10人でさえ追いついて、勝った。フィジカルもあるが、テクニックもすごくある。このチームに戦術を用意しないといけない」

――本田、香川が難しいということだが、ボスニア戦ではシステムに変更があるか?
「システムにたいした変更はないと思う。ただ、ゲームプランが一番大事だ。ボールを持ってない時にどうするか。ボールを持った時に何をすべきか。この10日間、あるドキュメントを用意した。それは日本のアイデンティティはどういうものを出すべきか、この方向性で我々はできるか。それは守備も、攻撃もだ。伸ばさないといけないところ、たとえばFKの攻撃と守備。この前はコンビネーションから点を取った。このチームはトレーニングを続けて、さらにいろんなことを伸ばさないといけない。発展するために何をするか、フィジカル的にトップでないといけない。海外組は少し疲労たまっている。ただ、国内組、まだまだ十分準備できていないのが何人かいる。各個人にメッセージは与えた。代表でプレーしたければ、できるだけ早くそこを直さないといけない」

――勝つ文化は根付いてきている?
「それはトライすることで、命令ではない。たとえば、1試合、2試合で文化はできない。時間をかけ、トレーニングを続けないといけない。トレーニング中も負けた時に冗談を言っている選手がいたので注意した。なぜ、君は勝っていないのかと。負けた時はトレーニングでもがっかりしろと。

テニスフットボール、ミニゲームをやるが、負けそうな選手は捕まえて一言言う。そういったちょっとした会話、トレーニングでもメッセージは「勝て、勝て、勝て」だ。ただ、選手のキャラクター、メンタリティもあるし、それから組織にどう溶けこむか。ただ、チームをビクトリーに向けてガイドしているし、選手もついてきているが、強豪国はそういったものを持っている。特に強豪は難しい状況でも、ゲームをコントロールできる。難しくてもコントロールする。

バルサ、レアル、マンチェスターも難しい時間はくる。アレックス・ファーガソンも言っているが、彼がマンチェスターに勝つ文化を植えつけた。私もW杯を経験しているが、たとえば、ドイツ戦で難しい時間帯が来て、選手もパニックに陥った時間があった。あと少しで勝つところまでいったが、勝てなかった。強豪はそういったものを管理、コントロールできる。我々はいつもトップではできない。チームスピリット、いつも勝つという言葉が存在しないといけない」

「私が就任して1年3カ月経ったと思うが、映像も何本見たか分からない。特に就任前の試合も見た。特に前回のW杯を見た。ある時間帯は日本が相手をリスペクトしすぎていた。この前、アイデンティティの話をしたが、まず自分をリスペクトし、そして相手をリスペクトしないといけない。それはこれまでと違うフィロソフィーだと思う。戦略は高くしないといけないが、プロセスは長い。ただ、私は合宿でしか選手に会えない。この後、3カ月会えない。想像できないかもしれないが、3ヶ月後、何人が覚えているか。彼らは紙を持って、これがアイデンティティだと忘れないようにしてほしい」

私自身、ブルガリアから7点取れるということは前もって分からなかった。みなさんがどう分析したか分からないが、それぞれのゴールは偶然ではなかった。PKは別にしても、組織的で美しいアクションがあった。個人で3~5人を突破したのではなく、初日からトレーニングしたものが報われた。成功するのは特にオフェンスのアクションだが、それは日本の長所が出た得点だった。プレー、パス交換を早くし、ギャップを作り、前のスペースを探し、フィニッシュのゾーンに何人も顔を出した。それからできるときにはプレスをする、ブロックを高い位置に敷くのか、低くするのか、相手をどう防ぐか、そのようなことが向上した。

個人も組織も発展した。1月、2月から、私だけでなくスタッフがいろんなところにいって、私はミラノにいって、圭佑、佑都と話をした。ドイツでは各自と話をした。食べるために話をしにいったんじゃない。日本はいい食事がたくさんある。日本の食事がだんだん好きになった、それは関係ないが」

「とにかくディスカッションはたくさんしてきた。イングランドでは麻也、オカとした。それぞれにやるべきことを言った。レスターと代表は違う。真司も本田もクラブとは違う役割をしてもらう。ただ、真司がセカンドポストにジャンプしてヘディングゴールを決めたのは想像できたが。ただ、トレーニングでは真司にずっと言ってきた。ディスカッション、トレーニングを含めて、こういう結果になったと思う。ただ、日本が強豪になるにはまたまだ遠い。もしかしたら、明日はシンガポール戦と同じ状況になるかもしれない。

ただ、私は楽観的でいられる。いい道を歩いていると思う。特に国内組、ハイレベルが何かを素早く理解しないといけない。まず、トレーニング自体でも、彼らはずっと長いインテンシティについてこれない。国内のトレーニング状態をフィジカル的に高めないといけない。浅野、大島、小林 祐希、彼らの状態は満足している。みなさん見たと思うが、浅野はもうボスになった。自分で勝手にPKを取って決めた。20歳でボスになって、すぐに決められるなんで信じられない。こういう変更もあったのかなと(笑)」

――2失点の原因は?
「簡単に分析すると、デュエルに2回負けた。すでに言っているデュエルだ。フィジカル、パワーで負けた。フィジカルでやられた。もちろん、そこで疲労は見られたが、このレベルでフィジカル的に準備できていない人間がいたということ。そこは伸ばさないといけない。海外組も全員が先発を奪ってはいない。90分プレーできない者はフィジカル的にトップではいられない。私のストラテジーだが、まずコンタクトを常に取って、もし90分できなかったら、なぜかとすぐに連絡を取る。そして個人のトレーニングをすぐにしろと言う。爆発的なスピードトレーニングだ。それを試合と同じ負荷でやれと。ただ、どのようなトレーニングも試合には勝らない。

ボスニア戦はおそらく空中戦はかなり厳しくなる。185cm以上の選手が我々にはいない。彼らはいっぱいいる。そこは問題になってくる。空中戦を支配する相手にどうやるかがテーマになってくる。1試合目とはまったく違う。デンマークも大きな選手がたくさんいる。代表がこれから伸ばさないといけないところがあるとすれば、空中戦にどう対応するか。そこもトレーニングしていかないといけない」

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