怒とうの4連勝でAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージの首位をがっちりとキープする神戸は今節、アウェイに乗り込んで韓国の強豪チーム・浦項と対戦。直近の明治安田J1第37節・柏戦からスタメン総入れ替えを実施し、
汰木 康也や
広瀬 陸斗、
飯野 七聖らが先発を務める。対する浦項はストライカーのジョルジュ テイシェイラや磐田などでプレーしたペク ソンドン、11月の韓国代表に選出されたイ テソクら主力を並べた。
立ち上がりから汰木を起点に良い攻撃を仕掛けていく神戸。良い入りを見せたものの、8分にはカウンターからジョルジュ テイシェイラに危ないヘディングシュートを許すなど、徐々に浦項に押し返されていく。
それでも強固な守備組織を作って抗戦していたが、11分に
日髙 光揮の左足に当たったボールをGK
オビ パウエル オビンナが手で扱うとこれがバックパスの判定となり、ペナルティーエリア内でゴール至近距離からの間接FKを与えてしまう。このFKを浦項は横パスでシュートコースを作り、ハン チャンヒが右足を強振。体を張って飛び出した神戸DFのわずかな隙間を抜けて先制ゴールが生まれた。さらに20分にも得点を許してしまう。浦項はロングボールをジョルジュ テイシェイラが競り、そのセカンドボールをつないでいくと、最後はキム インソンが強烈な右足ミドルを突き刺した。
2点を追う展開となった神戸。ボールを動かしながら攻略をうかがっていくと、33分、
鍬先 祐弥がセンターサークル付近から前線へフィードを供給。これはイ テソクにカットされるが、素早くボール奪取に動いた広瀬がイ テソクからペナルティーエリア内でファウルを受け、PKを獲得する。34分、これを
佐々木 大樹が冷静にゴール左に沈める。さらに2分後にも広瀬がゴールネットを揺らすシーンがあったものの、ここはオフサイドの判定だった。
ビハインドを負う神戸だが、後半に入るとペースを掌握。浦項に危険な形を作らせることなく反撃を進めていく。61分には飯野に代えて
冨永 虹七、佐々木に代えて
森岡 亮太、
山内 翔に代えて
宮代 大聖を投入。吉田 孝行監督はさらに69分には広瀬に代えて
初瀬 亮を入れた。その直後に好機を演出。森岡、日髙、
山口 蛍が右サイドでボールを動かし、冨永がペナルティーエリア内で胸トラップからの反転シュートを放つ。強烈な一撃だったが、GKユン ピョングッに阻まれる。
ゴール前に押し込んで攻める神戸。後方の人数も確保しながら徹底抗戦を続ける浦項。80分過ぎに浦項に危ないシーンを作られた神戸だが、ここは
菊池 流帆が冷静にケア。ボールを奪うと素早く攻撃態勢に入って長短のパスを前線に入れる神戸に対し、浦項の守備の集中力も崩れない。90分には岩波の縦パスを冨永が引き出し、ラストパスに汰木が合わせるチャンスを作るが、浦項DFに体を張って遮られた。
そして、アディショナルタイム。浦項はユン ピョングッのロングボールを起点に速攻を仕掛け、チョン ジェヒが冷静に決めてダメ押しに成功する。このまま3-1で浦項が勝利し、敗れた神戸はACLE初黒星となった。
[ 文:小野 慶太 ]