J1、J2勢も登場してくる天皇杯2回戦。ヨドコウ桜スタジアムでは、J1のC大阪が兵庫県代表のCento Cuore HARIMAと相対する。
Cento Cuore HARIMAは関西リーグ1部に所属するクラブであり、兵庫県播磨地域からJリーグ入りを目指している。イタリア語でCentoは100、Cuoreは心を意味し、Jリーグ百年構想の実現を意味している。さらに、「たくさんの人々の心が1つに集い、兵庫・播磨地域を代表するクラブになる」という思いも込められて命名された。天皇杯は2年連続11回目の出場(前身のバンディオンセ加古川時代を含む)。前回大会は1回戦で三重県代表の鈴鹿ポイントゲッターズと対戦して0-3で敗れたが、今大会は福井県代表の福井ユナイテッドFCに1-0で勝利し、2回戦にコマを進めた。格上との対戦となる2回戦だが、“オールハリマ”でジャイアントキリングを起こすべく、果敢に立ち向かう。
C大阪は、2017年度大会以来の優勝を目指して今大会に挑む。昨年度は2回戦で大阪府代表の関西大に、3回戦でJ2の仙台に、ラウンド16ではJ1の名古屋に勝利し、準々決勝進出を果たしたが、広島に敗れ、タイトルへの道は閉ざされた。一昨年度も準決勝まで進みながら浦和に敗れて決勝進出を逃すなど、近年は良いところまで進みながら、あと2歩、3歩といったところで戴冠に届いていない。それだけに今大会に懸ける思いは強く、“3つ目の星”をユニフォームに刻むべく、2回戦からチーム一丸で戦っていく。
直近の明治安田J1第16節では名古屋との上位対決に1-3で敗れたが、それまではいずれもクリーンシートでリーグ戦3連勝を果たすなど、チーム状態は悪くない。名古屋戦の敗戦からしっかり気持ちを切り替えて、この試合に臨みたい。2回戦のあとは、中2日でリーグ首位を走る神戸との対戦が控えているだけに、今回の一戦は名古屋戦から大幅に先発を入れ替えて臨むことが濃厚。結果とチームの底上げ、その両方を求めての戦いとなる。
ポイントは、やはり先制点になるだろう。Cento Cuore HARIMAがJ1の強度やスピードに慣れない間に先制し、畳みかけることで試合を優位に進めたい。先発が予想される上門 知樹や北野 颯太らFW陣は、ファーストシュートから積極的にゴールを狙っていきたい。Cento Cuore HARIMAは兵庫県予選決勝において、これまでしばしば天皇杯でジャイアントキリングを起こしてきた関西学院大を破っており、C大阪としても、決してその力を侮ることはできない。攻守にスキを見せることなく、リーグ戦と同じテンションで試合に入り、しっかりと結果と内容を両立させて、週末の神戸との大一番につなげていきたい。
C大阪の地力と意地が勝るか、Cento Cuore HARIMAがチャレンジ精神と高いモチベーションでJ1相手に一泡吹かせるか。注目の対決は、6月7日、ヨドコウ桜スタジアムにて19時キックオフとなる。
[ 文:小田 尚史 ]