2023/10/20 (金) 19:34 KO
第30節
浦和レッズ
浦和
2
-0
柏レイソル
柏
入場者数: 25,991人
天候: 晴|気温: 23.1℃|湿度: 58%
試行錯誤が奏功した浦和。続けざまの2得点で快勝し、優勝争いに望みをつなぐ
浦和レッズ
監督
試合前から、柏はJリーグで最もまとまったディフェンスを有しているチームで、そこからのカウンターが得意だと知っていました。われわれの狙いは立ち上がりからできるだけ高い強度で攻撃的にいくことでしたが、狙いどおりにいきませんでした。それは認めざるを得ません。 前半は相手が非常にまとまっていて、われわれのやりたいことができずに決定機も作られてしまいました。本日の戦術で重要だった関根タカ(関根 貴大)が早い時間に離脱してしまいましたので、彼なしで難しくなった部分もあったと思います。 後半に入ってからは、より早いプレーを心がけて、サイドチェンジを使いながら裏のスペースを突くということをしましたが、早い時間帯にゴールが生まれて良かったと思います。難しいマリノス戦のあと、本日もこのような良い試合を見せてくれた選手たちに敬意を表したいと思います。リスペクトを感じています。 --おっしゃったように後半良くなったと思うが、選手にはどのように指示をしたのか。「ビルドアップのときのプレースピード、ボールの動かし方をより速くしよう」と話しました。柏はかなりコンパクトに守っていたので、生まれるスペースはハーフスペースか背後のスペースのみでしたが、前半はそこをうまく使う動きがありませんでした。 2点とも裏抜けから生まれましたし、2点目はサイドチェンジから、(小泉)佳穂のオギ(荻原 拓也)への素晴らしいアシストがありました。オギや佳穂のような重要な選手がいま好調であることは、非常にうれしいものです。 --10番(トップ下)のポジションについて。関根選手のアクシデントがあったときに、安居 海渡選手ではなく髙橋 利樹選手を入れ、後半から安居選手を10番に入れた。どのような意図からこうした交代になったのか。良い質問です。利樹は最終的に3つのポジションをこのゲームでこなしました。順を追っていきましょう。タカ(関根)がケガをしたとき、利樹をセカンドストライカーとして入れました。しかし、ビルドアップがうまくいっておらず、佳穂が良いポジションを取れていなかったので、15分くらいたったところで利樹と佳穂をスイッチしました。後半は、より高い強度のハイプレスを掛けるために、ナンバー9(センターFW)を利樹、ナンバー10を海渡と、強度を保てる選手たちにしました。 --髙橋選手はこれまでウイングやFWを複数投入する状況で起用されており、純粋に9番でプレーしたのは久しぶりだったと思う。ゴールはなかったものの好プレーを見せていたと思うが、彼の評価は?ナンバー9は彼のメインのポジションです。浦和には4人のFWがいますので、競争はかなり激しいものになっています。今年の前半は(興梠)慎三が非常に好調で、ナンバー1ストライカーとしてプレーしました。その後は(ホセ)カンテやブライアン(リンセン)もコンディションを上げてきました。利樹は練習でもハードワークを見せる選手でしたので、ウイングという別のポジションでチャンスを与えました。ゲームをこなすごとにウイングとしても成長していると思います。複数のポジションでプレーできる選手が私は好きです。彼はビッグハートを持っていて非常に勇敢な選手で、CBに戦いを挑める選手です。そして、選手として大きく成長していますので一緒に仕事ができてうれしく思っています。浦和レッズの将来を担う選手になれると思います。
柏レイソル
(前半は)自分と(立田)悠悟のところはそんなに動き過ぎず真ん中に構え、もちろんジエゴの背後だったり、ツッチー(土屋 巧)の背後にはそれぞれが対応する形をとっていました。あまり動き過ぎず、真ん中で構えながら守備はできていたので、あの形を続けられればベストかなと思います。ただ、後半に入ってやり方が少し変わった中での質が足りなかったと感じます。 相手の質も高いので、フリーで持たれているときの背後の怖さはありました。ただ、全体のブロックさえ崩れなければ、最後の部分で守れるという自信を持ってやれていました。前半はみんな良い感触を持っていたと思います。ただ、バランスを崩して奪いにいくとなったときのそれぞれの守備範囲は、もう少し高めないといけないと思いました。 --自身の配球について。スタッフからも「(浦和戦に限らず)より背後(の選択肢)を持った上でプレーしてくれ」と言われている。意識はしていましたが、自分のところで時間があるぶん、もう少し良いものを選びながら前進していきたかったというのは感じています。自分の縦パスも何回も引っかかったし、そこの質は足りなかったと思います。
監督
浦和さんは本当に守備が堅く、タレントもいるチーム。われわれとしては浦和さんと同じような形で対戦するように準備してきました。少し我慢比べのようなゲームだったかなと思っています。その中で先に失点してしまって、浦和さんの守備が堅い中で守備をこじ開ける力がわれわれにはなかった。その差が出てしまったと思っています。この敗戦を残り4試合にしっかりと生かさないといけません。われわれのいまの順位もあるし、しっかりと切り替えてまた次につなげていきたいと思います。 --前半はプランどおりの戦いができたように見えたが、後半は相手のスピードに押されてしまった。原因は?前半は粘り強く、狙いどおりの守備ができていたと思います。そういう中で後半は少しずつ疲れ等も出てしまった。全体のスライドだったりプレッシャーが少しずつ遅れたり、かわされるケースが増えた中で、最終ラインが崩されてしまったところがあると思います。ただ、そこは紙一重のところだと思います。失点まで行ってしまうか、粘り強く戦えるかというところ。そこは浦和さんのほうが最後のクオリティーだったり、ディフェンスラインからの組み立てでわれわれと差があった。そういうところで徐々にボディーブローのように後半少しずつ押し込まれ、失点につながってしまったと思っています。
浦和レッズ
MF 8
小泉 佳穂
--自身のゴールシーンについて。僕はあそこにいることが仕事で、そこに入り続けることが個人としてはすごく大事だったので、そこが報われたのは良かったなと思います。ただ、チームとして僕があそこに居られる状況を作ってくれてもいるので、誰かしらがあそこに居る形になっているのがすごく良いところかなと思います。 --フリーだっただけに緊張したのでは?緊張しましたし、めっちゃ簡単に見えますけど、GKもいて、DFも2人ぐらいいて、(髙橋)利樹もいて、けっこうゴチャゴチャしていたので、気持ちでというか、とにかく強く、空いているところに蹴り込むことだけ意識しました。映像で見るほど簡単なゴールじゃなかったので、決まってうれしかったですね。 --2点目も良いアシストをした。あれはオギ(荻原 拓也)が良いランニングだったし、柏が守備をしっかりして内側を消しにくるチームだから、微妙に外が空くと思いました。僕としては、(酒井)宏樹くんがファーでフリーになっていたので、「崩し切って決めてほしいな」と思っていましたけど、オギが打ったので、外したらめっちゃ怒ろうと思っていました(笑)。決めたので文句なしです。 --パスの強さやタイミングが完璧だったのでは?オギいわく、走り込んだ勢いのまま蹴れたということです。歩幅とかも含めると、100回に1回しか出ないようなジャストなパスでした。打ってもいいように内側に出したんですけど、パッと見たら宏樹くんがどフリーだったので、「ああ~使えよ~」と思いましたけど、(シュートが)完璧だったので言うことないです。
DF 26
荻原 拓也
--自身のゴールは、目の覚めるようなシュートだった。埼玉スタジアムでゴールするというのが、僕の中で1つの目標でしたし、夢でもあったのでうれしいです。シーズン終盤で優勝の可能性がある中で、ルヴァンカップの(準決勝第2戦・)横浜FM戦で良い試合をした次の試合で良いパフォーマンスを出せたのが、個人としてもチームとしても本当に素晴らしいことだなと思います。 --得点後はゴール裏へ行って看板を叩いていたが、気持ちをどう表していいか分からなくなっていたのでは?分からなかったですね、(思考が)飛びました(笑)。 --パスが来る前から打つと決めていた?いえ、パスが来た瞬間に(シュート)一択になりましたね。「シュートを打て」、みたいなパスだったので。本当にシュートしかなかったです。インステップでアウトにかけて、狙ったとおりでした。ああやってしっかり決断して、あとは考えずにプレーできたときが一番良いですね。