あらためた後半。鹿島、ついにこじ開ける
京都サンガF.C.
MF 8
鹿島アントラーズ
監督
攻守においてチーム一体となって戦えました。ホームの大歓声の中、ファン・サポーターの皆さんと一体感を持って戦えたことがこの勝利につながったと思います。やっぱりこういうホームスタジアムで、あのような雰囲気を作ってくださった。最後の苦しい時間も応援するのをやめず、背中を押し続けてくれました。われわれの最大値を出せたのも彼ら(のおかげ)だと思いますし、背中を押してくれたのも彼らだと思います。 ここからはメディアの皆さんに聞きたいのですが、もしあのままゴールが決まらずに終わっていたら、皆さんはどんな記事を書くつもりでしたか?おそらく記事の内容はネガティブなものになっていたと思います。ゴールが遠い、何戦勝ちなし、という内容の記事になったと思います。しかし、「われわれは鹿島だ」というキャラクターをピッチの上で体現できたと思います。自分たちの出せるものを一滴残らずピッチの上で出し切る。これが私が求めていることであり、選手たち全員が今日は本当に全力で出し切ってくれたと思います。これはわれわれがホームであろうと、アウェイであろうと、連戦であろうと、毎試合見せないといけないものです。やらないといけないことだと思います。 こうやってチーム、サポーター、一体感を持って戦う試合を続けていきたいと思いますし、今日は鹿島ファミリーの強さを見せられたと思います。そしてこれを続けていきたいと思います。今日の試合に関して、戦術的にどうだったのかという話をすることはできるんですけれども、今日一番重要なのは、われわれが鹿島らしさを見せたこと、そしてしっかりと勝ち切ったところです。皆さんに満足して家に帰ってもらえる試合ができました。力を持て余すことなくピッチで出せたことが非常に重要だと思います。 --濃野 公人選手が大きな仕事をしてくれました。彼の評価をお願いします。今日のゴールで彼の印象が変わることはないです。1つだけ言いたいことは、今日の試合のあとにインタビューを受け過ぎるな、ということです。彼が決めたことは非常に素晴らしいことですが、今までどおりのプレーを見せ続けることがすごく大事だと思います。試合を重ねるごとにわれわれは成長していく姿を見せたいと話してきました。選手たちも成長を見せてくれていると思いますし、チームと一緒に選手も成長していることが私にとっては重要です。彼もゴールが決められないときも、彼のところから失点したときも、姿勢を変えずにひたむきにプレーし続けたことが今日のゴールにつながったと私は思っています。彼が今までチームのために戦ってきた、そのご褒美が今日のゴールだったと思います。
京都サンガF.C.
監督
カシマスタジアムに久しぶりに来た感じはしました。ホームでは無類の強さを誇る鹿島さんを相手に、本当に難しい試合になると覚悟しながら、自分たちで作ってきたゲームプランの中で彼らに臨みました。残り5分で失点して、結果的には勝点1も取れない試合になりましたけども、おおむね彼らのやりたいことを前半からそんなに多く出させたとは思っていないです。ただ、自分たちが長いボールを拾ったあとの攻撃の質が、もう少し相手コートでやれる時間が長ければ、われわれに勝利が転がったなという展開でした。残念ながらそこでシュートを決めたり、最後の崩しのところで少し時間がかかってしまったりとか、結果的に言うと、後半の鹿島さんのダイナミックな攻撃に比べると、われわれの攻撃は少し尻切れトンボで終わっちゃったかなというふうな感じはあります。 ただ前節(・磐田戦)、前半良い入りをして結果的にはやらずもがなの3失点で、情けないと言いませんけども、自分たちのやってきたことを否定せざるを得ないような結果の中で、しっかり立ち上がって選手全員でここに向かっていったというのは1つポジティブに捉えています。勝てない、負けているときにダメな材料を探すのは簡単ですけど、自分たちで足りなかったところ、逆に出てきたところを整理しながら、選手たちと一緒に次の試合に向かっていくだけですし、ここで負けたことで下を向いても何も生まれないと思うので、しっかりメンタルリカバーをして、次の新潟戦に臨んでいきたいと思います。 --最後まで耐え切れなかった印象もありますが、耐え切ることにフォーカスするのか、その前段階としてもう少し自分たちが主導権を持つことにフォーカスするのか、どう考えていらっしゃいますか?鹿島さんもリスクをかけて最後来ていたので、あのボールを自分たちのボールにしてカウンターで出ていく場面でシュートで終われたりとか、最後のクオリティーがあれば。その裏返しでやられたと思いますけど、そのジャッジの部分とか、そこの選択肢があまり最適でなく、彼らの連続攻撃を食らってしまった。「耐え切れなかった」という言い方もできるかもしれないですけれども、ああいうふうに鹿島さんがスタジアムを味方にしてやってくるというのは想像できたので、それよりもその前に点を取りたかったな、というのがあります。 --相手コートで試合をするにはどの辺が足りなかったとお考えですか?典型的なのは後半、宮本(優太)が上がっていって落としたボールがズレて、また逆カウンターみたいなのを食らいましたけれども、ああいうところでしっかりセットアップしておけばシュートで終わっているはず。でもそれがズレて、相手にみすみすチャンスを与えてしまうところが、まだまだわれわれがゲームを取れない原因だと思いますし、それ以外に何個かありましたけども、それが最初から完璧にできていればいまの勝点ではないと思う。その辺はあきらめないで選手と向き合ってやっていきたいと思います。
もっとコンディションを上げてやっていかないといけないと思いましたし、(加入後)初めて試合に出て、僕にできることはいっぱいあるなと思いました。これからもっと出場時間を増やしていって、それをやっていけたらと思います。 --ベンチからはどんなふうに試合を見ていましたか?ロングボールの蹴り合いで、やっぱりどこかで拾って落ち着かせるということが大事だと思っていたので、自分が入ったらそこは意識しようと思っていました。もうちょっとパスが欲しかったですけど、そこはもっと要求していかないといけないですし、ケガしていた期間も長かったので、そこは練習から合わせていかないといけないと思います。 --曺 貴裁監督からの指示は?曺さん(曺 貴裁監督)からは「セカンドとかを拾ってほしい」と言われていましたし、この試合で言われたというかチームに若い選手が多い中で、今までの試合を見て分かると思うんですけど、行けるときは行けるけど、ちょっと苦しくなったときに、悪くないのに自分たちで「ちょっと悪いのかな」って思ってナイーブになったり、焦って無理して縦につけてしまう。そういったことを僕も外から見ていて思っていましたし、曺さんも今日のミーティングで言っていました。なので僕が出たときには、全体にパス1本のメッセージとか、いまどうしたらいいというのを僕なりに伝えていければいいと思うし、それが僕の役目だろうと思う。そこら辺をもっとやっていかないといけないなと、今日の試合に出て思いました。
鹿島アントラーズ
DF 32
濃野 公人
プロ初ゴールを決めることができて、そしてこのカシマスタジアムで決めることができて、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。開幕からチャンスを多くもらった中で、結果というものが自分には一番足りていなかったので、その点で言うと、こうやってチームの勝利に得点という形で貢献できて、ホッとした気持ちというのも少しあります。 --ご自身の得点がクラブにとってのJ1通算1,800得点目となりました。もう試合に入るときも、その得点とアシストという目に見える結果を出してやろうという気持ちはとても強かったので、その気持ちが結果に結ばれて良かったかなと思いました。 --その前にシュートがクロスバーに当たったときは?ふっと息をついたときに、これ以上のチャンスは来ないだろうなと思って、決めたかったなという思いはありました。でも、あの5分前ぐらいに知念(慶)くんに、正直僕は点を取りたかったので、「逆サイドのクロスとか入っていっていいですか?」という話をしたら、「もう取るしかないから気にせず入っていけ」というふうに言ってもらえて、モロくん(師岡 柊生)がふんわりしたボールを上げた瞬間も入るか迷ったんですけど、その言葉があったので信じて入っていこうと思えて、そこに入っていけました。
DF 5
関川 郁万
--ご自身の折り返しが濃野 公人選手の得点につながった場面は、師岡 柊生選手からのクロスでした。「来るな」という予感があったのですか?けっこう長い時間、目が合った感じがしたので、手を上げた瞬間に「来るな」と思いました。 --チームとしてなかなか点が取れない中、ディフェンス陣として守る時間も長かったと思いますが?無得点で勝てない試合が続いていたので、そこに対して自分たちが踏ん張らないといけないし、そういうところで脆さが出てしまった(直近)2試合だったので、今日はなんとか無失点で抑えたかったし、勝ちたかった。ホームで勝てて良かったと思います。 --少し肩の荷が下りますか?いやいや、そんなことはないです。継続です。 --すぐにルヴァンカップ1stラウンド2回戦・八戸戦があります。連戦なので誰が出るか分からないですけど、常に選手は準備しているので、目の前の試合に勝てればと思います。