交代策が功を奏した横浜FM。一気に逆転とはならず、1-1のドロー決着
横浜F・マリノス
監督
ポジティブにもネガティブにもとれる内容でした。最初の25分ぐらいまではチャンスを作れましたが、失点のあと、相手のプレスにビルドアップで苦しみ、チャンスが少なくなった時間帯が続きました。後半、交代して以降、交代した選手が底上げをしてくれました。そして同点に追いつき、あと5分、10分あれば勝てたかもしれません。現実的には4日間で難しい(公式戦)2試合を戦い、1勝1分で悪くない結果だと感じています。 --試合途中で[4-4-2]に変更した理由と目的を教えてください。0-1で負けている状況だったので、それを打開するためにシステムを変更しました。 --相手のマンツーマンのプレスに対して、ビルドアップで苦しみました。何が課題でどう改善していきますか。まずはどこにスペースがあるかを見つけないといけませんし、相手がどのようにプレスに来ているかを判断しないといけません。相手がどれだけ前からハメてきても、必ずフリーの選手が生まれるので、その選手をどのタイミングで見つけるかが大事になります。今日のように相手がマンツーマンで来ている中、前に運ぶにあたって、狙い過ぎるとリスクが高まります。相手が前から来れば来るほど、背後が空いてくるので、どのように狙うかも大事になります。難しい時間帯でうまくいかない中、スペースを狙えなかった面を含め、改善していかなければなりません。
アルビレックス新潟
監督
初戦ということで、緊張感がある中、選手たちはキャンプで準備してきたことをしっかりやってくれたという意味では、非常に満足しています。時間とともに、最後、体力がキツい時間帯ももちろんあったんですけど、まだ第1節ということを考えれば、これからしっかり積み上げて、さらに成長していけるなと感じています。ただ、僕らは勝点3を取りにきたので、非常にそこだけがもったいない思いはありますが、長いシーズン、いろんなことがあるので、これをプラスに考えて、来週に備えたいなと思っています。 --初めてJリーグの監督として指揮を執った感想は?緊張するかなと思ったんですけど、選手のときよりはリラックスして挑めたかなと思っています。それはキャンプで充実した時間を過ごせていたので、選手を信頼して送り出すことができたからだと思っています。なので、夜寝られないとか、いろいろあるのかなと思ったんですけど、そんなことは一切なく、普通に試合に臨むことができたので、それも良かったなとは思っています。 --試合の序盤、相手のカウンターになりかけたところですぐに寄せて防ぎ、また攻撃に移りましたが、手ごたえは?宮崎キャンプでそこは非常にフォーカスしたポイントだったので、日に日に、週ごとにどんどん良くなっていくのは肌で感じていました。高知キャンプに移動したときに、若干マリノスさんが相手ということで、恐れて出足が鈍くなってしまったり、チャレンジするというところができなかったシーンもあったんですけど、そこをもう1回、2日前に締め直して、「チャレンジしよう」という話をして今日を迎えた。選手たちが恐れることなくチャレンジして、結果が良いほうに出たと考えています。 --新潟から約7,000人のサポーターが応援に来られていましたが。やはり、サポーターの声は選手の背中を非常に押してくれます。しかも開幕戦で、新潟から本当に多くの方々が来てくれたので、最後キツい状態になったときでも、彼らの声援によって耐えることができたと思っています。本来は一緒に、勝点3を喜ばないといけないんですけど、それは次節に必ず。とっておきたいなと思っています。
アルビレックス新潟
自分たちがやりたかったこと、監督が「やってくれ」と言ったことをできた時間帯が多かったからこそ、勝つに値するゲームだったと思っていますので、これが勝点1になってしまったことは悔しい。そこはまた、次節で勝てるようにやっていかないといけないかなと思っています。 --得点につながった場面について。チームとしてあそこを狙っていこうと話していましたし、監督から提示されたことをそのままやれて、そこに質が伴った。パスもトラップも、ランニングも。SBがボールを持ったときに背後のスペースは空いてくるというリサーチがあった中で、逆サイドの選手も関わっていこうと話していた。SBが持ったときに、逆サイドのウイングが中に入って裏を狙っていこうというチームのオーダーがうまくいきました。 --ハイプレスで蹴らせて回収するところも、特に前半はハマっていました。キモさん(樹森 大介監督)が「怖がらずにやっていこう」と。多少リスクがあっても覚悟を決めてやっていこうというところは、ミーティングでも話があったので、みんな怖がらずに、前に前にプレスを掛けられた。特に今日は2トップでしたし、サイドハーフの選手やボランチのプレスバックも含め、守備意識がすごく良かったので、後ろの4枚もロングボールを狙いやすかった。すごく良い循環が、特に前半は生まれていたと思います。
--シュートの狙いは?僕の中では、外側に流れながらのときはGKがニアサイドに絶対ステップを踏むので、外側(ファーサイド)に転がす。それは自分の中の鉄則というか、感覚として持っている部分なので、GKを見る余裕がなかったけれど、その感覚でファーに転がすイメージだった。(橋本)健人が出すボールの質はすごく高いと思うので、信頼して入りました。 --樹森 大介監督から、2日前に「恐れるな」という話があったそうですが。正直、あの話があったから、今日みんなハードワークできた。守備の練習のとき、ちょっと引け腰というか、マリノスのアタッカーの個があるぶん、プレッシャーに行く怖さがあった中で、そういった姿勢を監督が見抜いて全員を集めて、「この1試合のためにやるだけじゃなくて、俺たちは成長していかなきゃいけない。チャレンジしないと、個もチームも成長しない」と言ってくれたので、みんなが同じベクトルを向けたと思います。個人的にも、すごく胸に響くものがありました。この基準をどんどん高くして、監督が言っているとおり、今日だけじゃなくて、どんどん成長していかなきゃいけない。そういったところを見せていきたいと思っています。
横浜F・マリノス
MF 2
永戸 勝也
--J1通算200試合出場、おめでとうございます。マリノスに来て70試合以上を重ねられていることはすごく幸せですね。もっと出場試合数を増やしたい、と言葉では簡単に言えますが、そのためには練習からアピールし、試合で結果を残さないといけない世界でもあります。日々頑張らないといけないな、という気持ちです。 --プレシーズン中からマンツーマンのプレスに苦しんでいる印象があります。僕はボールと関わらない時間ができるので見ていますが、相手はウチの選手の特徴が分かっていて、「こういうプレーはしてこないよね」という予測のもと、ハメられてしまっています。そこはチャレンジしないといけません。相手が4枚で僕たちは5枚いるので、逆サイドは空いているということをチームとして理解していないといけません。そこへ蹴らないといけませんし、蹴ることができないといけません。サイドで待っている身として、そこはチームメートに求めています。レベルアップできる部分なので、そこに取り組んでもいます。すぐには良くはならないとは思いますが、この(3バックの)システムの良さを僕も含めて理解してプレーしないといけません。 --失点後、逆サイドの井上 健太選手を押し出して[4-4-2]のような形で守るようになりました。「前に出られない」というのが前半終了したときの感想です。僕と(植中)朝日の中でも、押し込まれるけどなかなかサイドは出づらいと感じていました。失点の場面は、僕も前を走られてしまいましたが、相手SBから簡単に入れられ、点で合わせられると対応は難しいところがあります。試合中に変えるのか、ハーフタイムに変えるのかは監督と話さないといけない部分です。 そして、4バックのやり方は分かっているので、やりやすさはあります。でも、そこだけにこだわるのも良くありません。3バックでどう前進するかは方法が変わるので、4バックでは持てるんだけど、そこは後ろを3枚でやっている以上、僕を含めて選手たちが「こう攻めると相手がイヤがるよね」ということを考えないといけません。
FW 10
アンデルソン ロペス
--自身Jリーグ通算100ゴール、おめでとうございます。本当に幸せです。レベルの高いリーグで100点も取れたのは簡単ではありませんし、誇りに思います。価値のあるメモリーゴールですが、それを完璧にするには勝利が欲しかった。ホームでの開幕戦で勝てなかったのは悔いが残ります。 --今日の試合でどこに反省点がありますか。今年からシステムが変わり、慣れていないポジションでプレーする選手がいる中、うまく攻略できず、なかなか攻撃に移れないところがありました。監督のやり方を尊重しないといけないし、それが選手の役目でもあります。一方、なかなか攻められない中、監督がシステムを変えてビルドアップもうまくいった部分もあります。監督にそういったビジョンがあるというのは選手としてうれしいです。 選手一人ひとりの特徴を見ても、4バックのほうが適正がある選手が多いと思います。事実、システムが変わったあと、攻撃できる回数は増えました。敵陣でコントロールする場面も多く、ビルドアップでも前に運べ、左の(鈴木)冬一や右の宮市(亮)の攻撃参加も増えました。天野(純)選手も絡んで、僕も何度かチャンスをもらいました。去年までのシステムがあったからこそ、[4-4-2]がうまくいったのだと思います。 --今日までの100得点で思い出に残っているゴールを教えてください。100点は多いので、なかなか思い出すのが難しいですね(笑)。昨季200試合出場したメモリアルゲームとなった(J1第37節・)湘南戦のゴールは大事な得点です。広島時代のJ1初得点もそう。相手は神戸だったと思います(※実際は福岡)。あとは札幌ドームで4得点を決めたあと、看板を飛び越えて下に落ちてしまった試合も思い出深いです(笑)。あと外せないのは、勝てなかったことに悔いはありますが、今日のメモリアルの100ゴール目です。ただ、すべてが大切なゴールであることは間違いありません。