横浜FMは12日にACLEリーグステージ第7節・上海申花(中国)戦をホームで戦い、シーズンをスタートさせた。今季就任した元イングランド代表ヘッドコーチのスティーブ ホーランド監督は[3-4-2-1]を採用する中、20分、アンデルソン ロペスのヒールパスからヤン マテウスがコントロールショットを沈めて先制する。守っては2020シーズン以来の復帰となった守護神・朴 一圭が安定感を見せるとともに、新戦力のコロンビア国籍CBジェイソン キニョーネスらが粘り強く対応し、“ウノゼロ”で初勝利を手にした。
今節まで中2日となる日程を念頭に、新指揮官は上海申花戦の采配について「渡邊(泰基)、キニョーネス、松原(健)の3バックの交代を考えていたが、タイミングが難しかった」と交代プランがあったことを明かしている。ただ、実際は2つの交代枠を残し、自身の初陣での初白星に執念を見せた。今節、連続で先発する選手も少なからずいる中、疲労の懸念は残る。
一方、フレッシュな人選もありそうだ。その1人が昨年川崎FでACLEに出場していた関係で上海申花戦は出場できなかった遠野 大弥。プレシーズン中、指揮官の評価を高め、2シャドーの一角を担うとみられる。
3バックも組み替えがあるかもしれない。「(来季加入が内定している)諏訪間(幸成)は特別指定選手で、ACLEのレギュレーション上、出場できなかったのは残念。もし出場できていれば、彼にとって最高の経験になったはず」とはスティーブ ホーランド監督。正式にプロ入りしていない筑波大の3年生が華やかな開幕戦でJリーグデビューを飾るサプライズがあるかもしれない。
対する新潟は、昨季まで水戸でコーチを務めていた樹森 大介監督を招聘。昨季まで積み上げてきた保持を目指すスタイルは継続する中でもより背後を狙い、縦に速いスタイルを構築中だ。補強にビッグネームこそ見当たらないが、オーストラリア代表のジェイソン ゲリアらベテランと若月 大和ら新進気鋭の若手をバランスよく戦力に加えた。布陣は昨季までの[4-2-3-1]からオーソドックスな[4-4-2]に変更される見込みで、今季から[3-4-2-1]を採用する横浜FMとシステム上ズレが出るだけに、新戦術の練度が試されるシーズン初戦となりそうだ。
[ 文:大林 洋平 ]

