勝率をイーブンにしたのはG大阪。立役者は今季初得点のジェバリ
東京ヴェルディ
監督
現場をやっていればアクシデントというのはあるものですけど、そういったアクシデントをプラスに変えられなかったというのは、本当に残念ですし、悔しいです。自分に何ができたかなというのはもう一度、俯瞰して振り返りたいと思いますけど、サポーターが背中を押してくれている姿を見て、今日のようなアクシデントがあった中でも勝点を取らないといけないとあらためて思いました。 前半と後半でまったく様変わりしたゲームをしてしまったので、ここは選手層のレベルを底上げしないといけないとあらためて思います。公式記録だとシュートが(東京Vが)5本と(G大阪が)1本という前半の中で、2回ぐらい決定的なシーンがありました。ただ、後半になるとわれわれは2本で、10何本も相手に打たれている。この様変わりは、後半にパワーがなくなった証拠ですし、もちろん交代の難しさはありましたけど、エネルギーを再点火していくことは辛抱強くやっていかなきゃいけないとあらためて思いました。 --三度の負傷交代がありましたが、どのようにプランを修正していましたか。まず前半にわれわれのゲームができていたということ、アクシデントがあっても動揺しないということ。われわれが制圧する中での決定機があったので、2つのアクシデントに関して動揺しないということを伝えました。もう1つは、出し切ってバトンを渡していくという意味では、いま現在、全員が90分を走り切る体力を持っていればいいんですけど、われわれが求めるハードワークを最初からやったときに、おそらく70分ぐらいでガス欠になるだろうという選手、あるいはそれをわれわれが要求するのであれば、おそらく90分間できないだろうという選手はいました。それを限界まで待って交代をするのか、最初に交代カードを切っておくのかというのがハーフタイムの考えどころでした。決してハーフタイムで交代するような出来ではなかったですけど、あと1回しか交代できないという状況をどう捉えるか。その中で自分は判断したということです。 --福田 湧矢選手の脳震盪も素晴らしい詰めをしていた結果だと思います。こういう状況でも守ろうという姿勢には、ある程度納得しているのかと思うのですが、監督はいかがでしょうか。本来であれば押し返さなければいけないですし、前半のような自分たちが支配する時間をもう少し増やさないと、こらえ切れなくなると思います。失点シーンは一つひとつ見たら、逆サイドまで流れていく前にどうにかできなかったかとか、最後のヘディングのところで(イッサム)ジェバリのマークが完全に外れているので、そこに対してヘディングの前に何かできなかったかという個別のエラーはあるにせよ、このチームは勝点にこだわらなければ、おそらくJ1には居られないので、そのこだわりは持っていて当たり前だと思います。苦しいときほど、最後の判断の部分で何か1つでも良い判断ができれば、相手に支配される時間があったとしても勝点1を取り切れたと思いますが、判断のミスが3つ、4つと続くと、もちろん最後はもう高さでねじ込まれたので、どうしようもないと言ってしまえば終わりですけど、そこに至るまでにわれわれがいまの技術で、いまの実力でやれることがあったはずです。前半にあれぐらい支配した中での判断はできるんですよ。逆に様変わりしてしまった後半の中で誰かがミスをしても、その次の人間がそれをカバーするような判断をし続けていかないと、勝点を取り続けていくというのは難しいということをあらためて感じました。
ガンバ大阪
ガンバ大阪
--前節・岡山戦に比べて、攻守のスイッチやインテンシティーの部分で戦う姿勢が見られましたが。実際に岡山戦と比べて、若干試合の流れとしては違う感じで、今回は自分が(先発で)入ったということで、自分がターゲットになることでボールがダイレクトに入る。つまり、岡山戦とは若干ゲームの運び方というのは違って、多分パナスタでやった(前々節・)福岡戦の形が今回出せたかなと思います。実際にコンパクトなところからしっかりと動きながら、プレッシングでインテンシティーを出していく。それが今回の意図として出せたのが、この結果につながったのではないかと思います。 --満田 誠選手が入った効果もあったと思いますが、選手それぞれのマインドとしてもハーフタイムで仕切り直したところもあったのでしょうか。実際に前半よりもしっかりと後半のほうが整理できたのかなと思っています。おっしゃられたとおりに、やっぱりマコ(満田)が入ったということで、自分の近くでプレーができて、そこからボールの供給源にもなったし、シンプルにさばくというプレーも非常にやりやすかったです。そこでもちろん結果が生まれたというのは自分にとってもうれしいですし、あのようにしっかりとボールの供給源があり、自分たちの整理ができたというのが、やっぱり収穫なのかなというふうに思っています。
前半はセカンドのボールだったり、コンパクトにしてくるところで、相手が難しそうだなというのは外から見ていて感じていたので、その中間ポジション、相手が困るようなポジションに立って、相手のディフェンスを広げるところだったり、蹴られたあとにセカンドボールの反応だったりというのを意識してやることができたので、自分たちのボールの時間というのが増えて、攻めやすくなったのかなって思います。 --試合後にG大阪のサポーターから声援を受けて、どんな気持ちでしたか?今まで移籍をしたことがなかったですし、紫のユニフォームを着たサポーター以外に応援されるというのが初めてだったので、アップのときからすごく違和感はありましたけど、これからどんどん慣れてくるのかなと思います。 --あの熱さに触れると、「このチームで頑張っていくぞ」という思いも出てくるのかなと思いますが、気持ちはいかがですか。そうですね。アウェイにもかかわらずたくさんのサポーターが来てくれていることに対して、自分たちは結果で応えなければいけないと思うので、そういったところに応えていければいいと思います。
監督
今日の試合を総括すると、良くも悪くもなかった試合かなと思っています。前半に関しては、コントロールができない試合展開がだいたい15分、20分ぐらいまで続きました。コントロールできない中で危険なチャンスはなかなか作られていなかったんですけど、自分たちの思いどおりの試合展開で進めなかったです。そこから後半に入って、(佐々木)翔悟とマコ(満田 誠)を交代で入れて、しっかりとこの2人が助けてくれたんじゃないかなと思いました。前半、なかなかプレーのコントロールができなかったところで、しっかりと2人の交代によってコントロールができるようになり、そこからチャンス数を増やすことができ、最後に決め切ることができました。その後もしっかりと良い姿勢で、良い振る舞いで、守備のところもしっかり守り切ることができた試合展開だったと思っています。皆さんもご存じの通り、いまは離脱者がけっこういる中で、この勝利というのを本当に必要としていたので、それがしっかりと取れて良かったと思っています。 --前半はうまくいかない展開でしたが、ハーフタイムではどのように指示を送ったのでしょうか。ハーフタイムの修正のところですが、ボランチのポジショニングの修正をかけました。あとは、ボランチの2人の距離感に関しても修正を加えました。 --合流して間もない満田選手を後半の頭から投入されましたが、そのプランと彼の評価を教えてください。相手のプレッシングを外したあとに、なかなか前進できていないなという印象があった。プレスを回避したあとによりチームをぐっと前に持っていける能力があるということは分かっていたので、そこを引き出したいなというところと、彼自身がターンしてそのまま運んでいけるというのがあるので、そこの能力を使いたいなというのが狙いとしてありました。 評価のところで言うと、本当に能力があることはもう理解していた中で、この少ない練習期間の中でこれだけできているということは、もうすぐにハマるのではないかと思っていますし、このスタイルにもしっかりと適応できる能力があると思っています。
東京ヴェルディ
GK 1
マテウス
前半、後半を含めて、90分を通して、良い時間帯もあれば悪い時間帯もあるのがサッカーだと思います。前半、あれだけ自分たちができていたのに、決め切れなかったり、チャンスを生かし切れないと、後半でああいう形になって結果的に負けてしまうというのは、生かせるところをちゃんと生かさないと勝てないのかなと思います。 --前後半のチームの変化を最後尾からどのように見ていましたか。まずは相手がアウェイということもあって慎重に入ってきたのが前半で、特に宇佐美(貴史)選手という相手のキーマンがいない中で、こういう結果で終わってしまったというのは反省すべきです。前半はガンバさんが少し慎重に試合に入ってくれたおかげで、自分たちがボールを持つ機会がありましたが、後半に自分たちがなかなかチャンスを生かせなかったり、ちょっとフワッとしたところで相手が上回ってきたというのがこの結果につながっているのかなと思いますし、相手のプレッシャーも感じやすかったです。
FW 40
新井 悠太
自分のところにチャンスが何回もありましたが、なかなか決め切れなかったです。自分自身のクオリティーの低さというところに反省点があったと思います。 --決定機に絡む部分ではクロスに飛び込む場面や中央で待っている場面など、プロの舞台でプレーの幅を広げて出せているように見ていましたが、その辺りはどう感じていますか?そうですね。そういった部分も、ただガムシャラにプレーするというのではなくて、いかに周りの選手と連係しながらというのは常に考えています。みんなで話し合う機会がけっこうあるので、やみくもにやるのではなくて、周りを見ながらプレーをしています。 --シャドーやウイングバックのときでも松橋 優安選手や翁長 聖選手などとコンビネーションについて話し合ったりしていましたが、ご自身で感じていることはありますか。第一優先は前に行くというのが自分の中であって。縦に行くことだったり、背後に抜ける動きというのは自分の中で持っている動きですし、スピードも自分の武器ではあるので、そういったところをいかに出せるかを考えています。