今節は味の素スタジアムでの初陣でG大阪を迎え撃つ。勢いを持続させるためにも、勝利を渇望していることだろう。
対するG大阪は、C大阪との“大阪ダービー”となった開幕戦で2-5と大敗。前々節で福岡に勝利して立て直すも、前節・岡山戦を0-2で落とした。ともに1勝2敗であり、上位浮上のきっかけをつかみたい一戦となる。
東京Vの注目選手は、山見 大登と福田 湧矢の元G大阪コンビだ。山見 大登は町田戦にシャドーで先発出場すると、持ち味のドリブル突破で中央を邁進。13分には山見 大登の独行を起点として左の新井 悠太につなげ、新井 悠太からの浮き球を齋藤 功佑が合わせて決勝ゴールを奪った。昨季はG大阪からの期限付き移籍だったため、契約上の都合で出場できず(今季完全移籍に移行)。今節に懸ける思いは強い。
今季G大阪から完全移籍加入した福田 湧矢は、開幕スタメンを飾って好プレーを披露するも、続く鹿島戦を欠場。町田戦は途中出場を果たしたが、万全のコンディションには見えない。復調を果たし、初の古巣戦出場へと鼻息は荒い。
ダニエル ポヤトス監督体制3年目を迎えるG大阪は今季、ハイプレスを志向しているが、まだまだ安定した戦いを見せられてはいない。その上、前線に離脱者が続出し、岡山戦では守備の要である中谷 進之介も欠場。厳しい戦いを強いられているが、だからこそ勝利が“薬”となるはず。
G大阪の注目選手はイッサム ジェバリ。ここまで出場時間は限られているものの、今季初スタメンを果たした福岡戦では得点に関与。ストライカーとしては早く“1ゴール目”を取りたいところだろう。
また、クラブは2月27日、広島から満田 誠の期限付き移籍加入を発表。彼の持つテクニックと広島のミヒャエル スキッベ監督によって鍛えられた高強度の守備は、間違いなくG大阪の武器に、そして東京Vの脅威となり得る。新顔の登場にも期待が寄せられる。
初勝利を挙げた町田戦後に東京V・城福 浩監督は、「キックオフからもう一度去年戦ったような姿勢でみんなが戦うんだということは、いろいろな声かけをしてきました」と振り返りつつ、「1つのきっかけを作ってくれたのは、サポーターかなと思っています」と、鹿島に0-4の大敗を喫したあと、チームを鼓舞したサポーターに感謝を述べた。
味スタでの初戦、たくさんの仲間たちが会場に足を運ぶだろう。その大声援は、間違いなく東京Vの選手のパワーになっていく。サポーターの鼓舞を背に、“緑の戦士”たちがここから昨季の快進撃の続きを始める。
[ 文:藤井 圭 ]
