2つの待望の瞬間。栃木が2-0で勝利
栃木SC
--先制ゴールの場面では、カットインして2人を外して打ち抜きました。対面の選手にかなり縦を警戒されていて、1回縦を見せていたのですが、そこから後半になって相手が縦を警戒する中ではカットインが効くと思っていたし、近くにもう1人いたのでそこもかわして、そこから余裕を持って運んで、ニアも空いていたので足を振ったという感じです。 --前半に布石を打っていたと。基本、縦を切られていたので、それでも縦を抜ける力がないといけないですけど、それを見せた上で中に行ったり、クロスを上げたり、という作業が必要になると思っています。今回は決めることができて良かったと思っています。自分が決めて、試合に勝てたことがうれしいです。ここから勝利につなげられるパフォーマンスをどんどん出していきたいです。 --あのシュートレンジには自信を持っているのですか?そうですね。右足も左足も両方打てるので、あの位置くらいからであれば、右足も左足もニアもファーも狙えると思っています。
大分トリニータ
監督
後半戦のスタートにホームで栃木さんを迎えた。われわれは前半戦はホームで(J2第5節・)鹿児島戦の1勝しかできず、後半戦はホームで勝つことを目標に、今日良いスタートを切るために、そして前半戦の(第6節・)栃木戦では1-2と悔しい敗戦をしていたので、なんとかそのリベンジをするために、準備して選手を送り出した。 こういう0-2という結果で、私自身も悔しいしショックを受けている。選手は今日のゲームに向けてもしっかりと準備してくれて、自分の持っているものを出そうとしてくれたと思う。だが、マッチアップしている中で一瞬のスキや球際の部分、走力のところで相手に上回られてしまうと、やはりこういう厳しいゲームになる。そこは選手にも伝えた。戦術とか戦い方うんぬんとかではなく、どれだけ自分に鞭を打って、集中力や準備、ハードワークするところなどを、しんどい中でもやるしかない。そういう部分で栃木さんのほうが、今日のゲームに関しては良かったんじゃないかと思う。 今日のゲームは終わって、もう取り返しがつかないので、次節のアウェイ・鹿児島戦に向けて、とにかく選手のコンディションを整えたい。ケガ人を含めてどういう選手がテーブルに上がってくるか分からないが、限られたメンバーの中でなんとかやり繰りしながら勝てるゲームをしたい。
栃木SC
監督
怖がらずに前線からプレスを掛けました。相手のシステムが変わるたびに選手たちが合わせてプレスを掛けてくれました。あとは少しずつ自分たちでボールを動かせるときもありましたが、多くの時間で守備をしたと思います。点を取ったあとに体を張ってしっかり守備をしたことが2点目につながったと思います。勝つというのはこういうふうに厳しいものだと私も含めて選手も分かったと思います。今日を喜んで、明日はリフレッシュし、いまこの良い状態だからこそレベルアップしたいと思っています。 サッカーが少し変わってきていますので、もっとやれるようになると思っています。もう少しボールが小刻みに動いたり、イージーミスが少なくなれば、もう少しテンポの良いサッカーができると思います。そこはこういうときだからこそ要求して、レベルの高いチームになれるように頑張っていきたいです。 --先制したあとも前からプレッシャーを掛け続けて、背後を取られてピンチになるシーンもありましたが、それでも2点目を奪いにいくという強い意志が見えました。なかなか3つの層で守備をするのは難しいんです。今まではディフェンスのゾーンで守備をすることが多く、1点を取ると後ろに引いてしまって2点目がなかなか奪えない状況がありました。それをどうするか。初めてホームで戦った(J2第16節・)仙台戦のように点を取ったあとに下がってしまうことがあると。良い状態なのに相手を受けてしまう。あの状態でボールを回せればいいんですけど、難しいんです。であれば、自分たちがやっていることを貫く必要があるのだと思います。当然、相手は失点したあとに前から挑んできますし、それはそれでボールに行くこと、スライドすること、その徹底はやっていかないといけない。それは個人ではなくグループ戦術であり、チーム戦術ですから、それができなければ穴が開くということですから、そこは分かってもらわないと困ります。そうは言っても大分さんに小刻みにメンバーを代えられてしまい、テンポの良いサッカーをされて、なかなか止められないという状況でしたので、最後の最後にGKも含めて体を張ったことが勝利につながったと思います。
大分トリニータ
MF 26
保田 堅心
前半に相手に主導権を握らせてしまい、守備に追われる時間が長くなってなかなか攻撃にパワーが出せなかった。攻撃のところではつなぐ判断、守備では中途半端に行かずに合わせていくというところが必要だった。 --いろいろと立ち位置を工夫して戦っていたように見えました。相手が[3-4-2-1]ということで、ミラーゲームにして目の前の相手よりも上回れば、ゲームを優位に運べる。ボランチも少し落ちてポジションを取ったり、いろいろと難しかったが、ミラーということを考え過ぎずにチームで合わせていければ良かった。
MF 10
野村 直輝
--基本はミラーゲームの形でしたが、攻撃時には立ち位置をズラしていたのですか。前半はそう。相手がどのようにプレスを掛けてくるかを見ながらやっていた。ミラーにした意図は、カタさん(片野坂 知宏監督)的には「目の前の相手に負けないように」とずっと言っていたので、難しくしないようにしていたのだと思う。その中でちょっと段差をつけてやれれば良かったのだが、なかなか形がつかめなかった。それでも「ミラーゲームなんてこんなものかな」と思いながらやっていた。 今まで経験してきた中ではやはりミラーゲームはお互いに堅くなってしまう傾向があり、セットプレーで時間をかけてやるなどの工夫でゲームが動くのではないかと、前半プレーしながら感じていた。 選手のクオリティーとかケガ人が多いとかいうことは、もう言い訳にしかならない。やれる選手がもっと自分から工夫を起こすようにならなくてはいけない。ただ「目の前の相手に負けない」だけでは今日のようになってしまうのではないかというところもある。