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FOCUS POINT
ここに注目！

試合のみどころ

　明治安田Ｊ１リーグ第17節の鳥栖vsFC東京は、5月最後の金曜日にナイトゲームとして開催される。

鳥栖は今季、開幕からなかなか結果を出せずに大いに苦しんでいたが、13節の磐田戦、14節の川崎Ｆ戦で今季初の連勝を達成。直近の名古屋戦には敗れ3連勝はならなかったものの、復調の気配を漂わせている。

チームを牽引するのは、新加入のマルセロ ヒアンだ。9節からの7試合で5ゴールと結果を出し、得点源として存在感を放っている。
一方、川崎Ｆ戦で2ゴールを決めた横山 歩夢や日野 翔太ら若手の台頭も光る。U-23アジアカップで活躍した木村 誠二は所属元との対戦となるためこの試合には出場できないものの、川井 健太監督の下で日々成長を続ける彼らの存在が、鳥栖の浮上のカギを握るだろう。

対するFC東京は10節から3連勝と勢いに乗ったかに思われたが、13節から4試合勝利から遠ざかっている。前節は終了間際の失点で、Ｇ大阪に0-1で敗れた。

FC東京の売りはリーグ3位タイの得点数を誇る攻撃力だ。今季加入した荒木 遼太郎がゴールを量産し、出遅れたディエゴ オリヴェイラも調子を上げてきた。

また鳥栖と同様に若手の存在感も際立つ。荒木をはじめ、松木 玖生、俵積田 晃太、バングーナガンデ 佳史扶ら20代前半のタレントが主軸を担っており、攻守両面でアグレッシブな戦いを展開する。一方で日本代表に選ばれた長友 佑都や森重 真人らベテランも健在で、彼らの存在もチームに安心感を与えている。

両者の通算対戦成績は12勝5分7敗と鳥栖がリードするも、昨季は1勝1敗の五分の成績だった。両チームともに今季は失点が多いのが気がかりだが、逆に言えば多くの得点が生まれる戦いとなる可能性は高い。

下位からの脱却を狙う鳥栖か、上位進出を窺うFC東京か。お互いに攻撃姿勢を前面に押し出した激しい撃ち合いに期待したい。


FOCUS PLAYERS
注目選手

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サガン鳥栖 FW13横山 歩夢
加入2年目の21歳のアタッカーは、スピード溢れる突破と高精度クロスを武器に、5月に入って左サイドハーフのスタメンに定着。14節の川崎Ｆ戦ではＪ１初得点を含む2ゴールで勝利の立役者に。今が旬の期待のタレントだ。
サガン鳥栖 FW99マルセロ ヒアン
横浜FCから加入したブラジル出身のストライカーは、強さと高さに加え、スピードも併せ持つ。9節の鹿島戦では2ゴールをマークするなど、リーグ3位タイの7得点を記録。若さ溢れるプレーで鳥栖の攻撃を力強く牽引する。
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FC東京 MF7 松木 玖生
21歳にしてキャプテンの1人を任されたFC東京の新たなリーダーだ。強靭なフィジカルを生かした守備でピンチを防ぎ、力強い左足キックで攻撃を操舵するボランチは、果敢にゴール前に顔を出し、決定的な仕事もこなす。
FC東京 MF33俵積田 晃太
アカデミーで育成された20歳のドリブラー。ルーキーイヤーからインパクトを放ち、プロ2年目の今季は左ウイングのポジションを確保した。相手の逆を突くドリブルで敵陣を切り裂き、鋭いカットインからゴールを陥れる。

MATCH CARD明治安田Ｊリーグ
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