渡航許可が下りなかったジョホールが出場棄権し、神戸と広州恒大、水原三星の3つ巴の争いとなったグループG。再開初戦となった第3節・広州恒大戦でアンドレス イニエスタらの活躍もあって3-1と快勝した神戸は幸先よくノックアウトステージ進出を決めた。
続く第4節の広州恒大戦は先発11人全員を変更して臨み、0-2で敗れたが、主力勢の温存などノックアウトステージでの戦いを見据えたポジティブな調整を実現。焦点はグループ突破の順位となる中で、1日の広州恒大と水原三星の試合が引き分けに終わったことで、両者が神戸の積んだ勝点6に届くことはなく、神戸の1位通過が決定。横浜FMなどが所属するグループH・2位との対戦が決まっている。
今節対峙する水原三星とは、2月に敵地で対戦。ACL初参戦の神戸にとっては初のアウェイゲームともなり、スタジアムを包んだのは独特の緊張感。[3-4-2-1]の布陣を敷いた相手の、ピッチを広く使ったサッカーに苦戦する時間帯も見られたが、終盤に酒井 高徳のクロスを古橋 亨梧が押し込み、劇的な形で勝利を収めている。
現在、広州恒大との勝点差が『3』の水原三星は、勝利を求めてアグレッシブな戦いを仕掛けてくるだろう。
反対に神戸はノックアウトステージを見据えた戦いになる。この水原三星戦以降、セミファイナルまで中2日での連戦が続く。ハードスケジュールが組まれている中で、メンバーをどのように起用し、ケガを回避しながら選手それぞれのコンディションを維持・向上させられるか。1日にカタールでオンラインによる囲み取材を行ったアンドレス イニエスタは、連戦への覚悟と強い意気込みを口にしている。
「もちろんプレーしたいという気持ちはある。キツいスケジュールであることは間違いないが、今季は、特に私個人としてのコンディションはすごく良かったと思うし、シーズンの中で連戦というのは何度もこなしてきた。勝ち進んでいくことがあれば可能な限りプレーできる試合はプレーしたいなと思っている。もちろん、そのためのケアですし、そのための練習ですし、そのための準備は自分もしている。今季はチームレベルでは良い結果は残せなかったが、個人のコンディションというレベルでは、厳しいスケジュールの中でもすごい良い感覚でリーグを終えられたし、いまも続けられているなというふうに感じている」 水原三星は点取り屋のアダム タガートら主力に欠場者が出ているが、鳥栖でプレーしたキム ミヌら元Jリーガー勢、ベテランのヤン サンミンなど警戒すべきプレーヤーは多い。神戸とすれば試合の入りから集中し、自信と前向きな士気を次につなげたいところだ。
[ 文:小野 慶太]