C大阪は前節、初戦でタイポートFCに勝利した傑志と対戦。開始から守備を固めてくる相手に対し、ボールを保持していたが、シュートが少ないもどかしい展開に。攻めあぐねた中、前半終盤にワンチャンスを決められ、先制される苦しい展開となった。この苦境を打破したのが、先日、日本代表デビューを果たしたばかりの坂元 達裕。69分、得意のドリブルで相手をはがしてクロスを入れると、GKがはじいたこぼれ球をアダム タガートが詰めて同点に追いついた。勢いづいたC大阪は、直後にチアゴがミドルシュートを叩き込み、2分間で逆転に成功。試合後に「逆転するという気持ちを最後まで強く持って勇敢に攻め続けた選手たちを心から称えたい」とレヴィー クルピ監督が話せば、殊勲の逆転ゴールを決めたチアゴも「勝利につながる決勝ゴールになったことは本当に良かった」と安堵の表情を浮かべた。もっとも、「今日の試合では課題が多く残った」と坂元も反省の弁を述べたように、内容的には改善の余地も残された。
第1節、第2節とC大阪はいずれもボール支配率70%以上を記録。「引いて守る相手をどう崩すか」というテーマと向き合う展開となった。ただ、今節に関しては、過去2戦とは様相が異なる可能性もある。タイポートFCは傑志との初戦に敗れはしたが、ボール支配率では相手を上回り、チャンスも多く作っていた。技術に優れた選手もそろっており、基本的にはボールを握ろうとするチームだ。第2節では広州FCを相手に内容面でも圧倒し、3-0で勝利した。ただ、傑志に比べると守備が組織立っているわけではなく、ビルドアップ時はポジションを動かすため、ボールを奪われた際はスペースも生まれてくる。C大阪としては、そうした相手のスキをうまく突き、得点につなげていきたい。
今節は中2日での3連戦目。レヴィー クルピ監督がどのようなマネジメントで試合に臨むかも興味深い。過去2戦に続いて主力を投入し、一気に3連勝を狙うか。それとも今後の試合も見据え、メンバーを入れ替えつつ、総力戦で挑むか。その舵取りには注目だ。短期集中開催となるグループステージも、今節が1巡目のラストゲーム。今節を終えれば、4チームの力関係や構図もよりハッキリと見えてくる。C大阪としては、グループ首位通過に近づく開幕3連勝を目指す。
[ 文:小田 尚史 ]