広州FCとの対戦となった前節。C大阪は前々節から先発10人を入れ替えて臨んだ中で、選手たちが躍動。加藤 陸次樹と松本 泰志がそれぞれ2ゴールを奪う活躍を見せると、左SB小池 裕太も突破力とキック力を生かして2アシスト。松田 力と山田 寛人もアシストで貢献するなど、リーグ戦では出場機会の少ない選手たちがハツラツとしたプレーを披露した。これにはレヴィー クルピ監督も「チーム全体の力が高いレベルにあると示してくれた」と満足げな様子で選手たちを称えた。
そこから中2日で迎える今節・傑志戦は、前々節でポートFCに3-0で快勝した主力組が戻る見込み。多くの選手が休養を取れたことで、心身ともにリフレッシュした状態で臨めるだろう。傑志との前回対戦は第2節に行われた。前半からC大阪がボールを握って攻め込むも、傑志の組織的な守備を前に攻めあぐねると、38分、警戒していたカウンターから失点。エース・デヤン ダムヤノビッチに決められた。それでも後半、坂元 達裕の突破からのクロスをGKがはじいたところをアダム タガートが押し込んで追いつくと、チアゴのミドルシュートで逆転に成功。苦しみながらも2-1で勝利した。今節もC大阪としては傑志の守備をどうこじ開けていくかがポイント。相手のカウンターやセットプレーに警戒が必要なことも前回対戦時と変わらない。デヤン ダムヤノビッチの下に位置する10番・クレイトンもしっかり捕まえたい。
両チームが置かれた状況を整理すると、C大阪は引き分け以上で1位通過が決定する。仮に敗れても、1点差なら1位通過となる。2点差以上で敗れるとグループJの2位となるが、冒頭で記したように、ノックアウトステージ進出は決定している。一方の傑志は逆転で1位をつかむには勝つしかない。引き分けであれば、突破は他グループの2位との争いになる。敗れると勝点は『10』にとどまり、突破は極めて厳しくなる。もっとも、C大阪としては余計なことを考える必要はない。目の前の試合に勝って締めくくるのみ。グループステージの2巡目はポートFCに3-0、広州FCに5-0で勝利しており、チーム全体の雰囲気も高まっている。この流れを継続し、グループステージ突破へ向けて高いモチベーションで臨んでくる傑志を振り切り、良い形でグループステージの戦いを終えたい。
[ 文:小田 尚史 ]