アウェイで行われた第1戦、G大阪は山下 諒也のACL2では3戦連発となるビューティフルゴールで先制に成功したものの、浦項(韓国)もホームで地力を発揮。ブラジル国籍のアタッカー・ジョルジュ テイシェイラの見事な一撃で追いつき、1-1のドローで終えた。「勝って帰りたかったが、最低限の仕事はできた」と山下 諒也が語ったように、ホーム&アウェイの勝負においてアウェイで負けなかったことは収穫の1つだ。
まずベスト8進出の条件を整理しておくと、アウェイゴール方式がないため第2戦で勝利を収めたチームが勝ち上がる。90分間で決着しない場合は延長戦に突入し、それでも勝敗が決まらない場合はPK戦にもつれ込む。
必勝態勢で浦項を迎え撃ちたいG大阪だが、負傷者続出のチーム状態に追い討ちをかけるように、15日に行われた明治安田J1百年構想WESTグループ地域リーグラウンド第2節・名古屋戦で佐々木 翔悟と福岡 将太の両CBが負傷。浦項との第2戦で中谷 進之介とコンビを組むのは順当にいけば三浦 弦太になりそうだ。
イ ホジェやジョルジュ テイシェイラ、ジュニーニョ ロシャら特徴のあるFWがそろう浦項に対して、GK東口 順昭は「思っていた以上に相手は強かった。第2戦も簡単じゃないと思うし、相手は大きい選手もいるので、そこは気をつけたい」と警戒感を口にする。対人能力の高さに加えて、アジアでの経験も豊富な三浦 弦太が出るとなれば、相手FW陣を抑え込むプレーに期待したい。
また、G大阪がいま早急に解決すべき問題は決定力である。浦項との第1戦では前半にデニス ヒュメットが絶好の先制機を逃すなど、公式戦3試合を終えた段階での得点はわずかに『1』。中谷 進之介も「前半の圧倒的なときに点が取れないというのがここ3試合続いている。決定機をしっかりと決めて流れをこっちに持ってきたい」と名古屋戦後に課題を口にした。
1トップ候補であるデニス ヒュメットや南野 遥海らの活躍が第2戦のポイントの1つになる。名古屋戦でフル出場した南野 遥海は「あとは枠にシュートを飛ばして決め切るだけなので、そこをどれだけ繰り返せるか」とゴールへのこだわりを口にする。
一方の浦項はまだ国内リーグ戦が開幕しておらず、第1戦から十分なインターバルを経て市立吹田サッカースタジアムに乗り込んでくる。韓国代表として三度のFIFAワールドカップを経験したキ ソンヨンも健在で、第1戦で存在感を見せた西矢 健人も特別なモチベーションを抱いているはずだ。
90分で決着をつけることが理想だが、延長戦だろうと、PK戦だろうと勝てばいい。G大阪がJリーグの名門として意地を見せるべき大一番である。
[ 文:下薗 昌記 ]