
迎えた歓喜の時。汰木の土壇場ゴールで神戸が押し切る
メルボルン・シティFC
FW 10
前半はわりと良かったんじゃないかなと思うのですけど、後半になって自分たちの足が止まってしまったかなと思う。最後はアンラッキーでしたけど、せめて勝点1は取りたかった試合でした。 --オーストラリアのリーグはまだ開幕前。チームの状態について。まだプレシーズンですけど、みんなこのACLEで試合のコンディション的には仕上がってきているのかなと思います。切り替えて2週間後にAリーグが開幕するので、そこに向けて頑張りたいと思います。 自分たちでボールを保持しながら、相手によってシステムを変えたり、うまく相手を見ながらできる選手が多いです。今日も3、4人ぐらい主力選手があっち(オーストラリア)に残っているので、まだまだ良くなると思います。僕自身もせっかくオーストラリアに行ったのに、日本のチームと連続で(笑)。早くAリーグで試合をしたいなという気持ちではいます。 --対面は岩波 拓也選手でした。いやあ、同期です(笑)。久しぶりでしたし、楽しかったですね。 --金森選手のタオルマフラーを持って応援に駆けつけていたファンもいました。そうですね、もうすごくうれしかったです。福岡からわざわざ来てくれた方もたくさんいたので、元気で頑張っている姿を見せられて良かったなと思います。勝ちたかったんですけど、テレビでもDAZNでも応援してくれていると思いますし、アビスパサポーターを含め、日本の僕のファンは応援してくれていると思うので、これからも成長している姿、活躍している姿を見せられるように頑張りたいなと思います。
ヴィッセル神戸
監督
ホームですし、本当に勝点3を取れたことが良かったなと思っています。この予選リーグというのはいかに勝点3を積み重ねるかというのがいまはすごく大事で、先のスケジュールも見据えるとやはりメンバーも替えないといけないというのは何度か出てくると思うのですけど、いま勝点を積み重ねていると、そういうメンバーを入れ替えてみんなにチャンスというのを与えられるし、逆にいま勝点を取れていないとどんどん過密日程の中で、ACLEも突破しないといけない中で主力を使わざるを得ない状況も出てくるので、そういう意味でチームみんなで勝ち取った勝点3だと思います。 試合に関しては、内容的には満足できるものではなかったですが、やはりメンバーを代えていくとチャンスというのはできていきましたし、それをやはり前半から作らないといけないなと感じたゲームではあります。ただ、本当に結果を出すところで、みんなしっかりと良い準備をして、良いトライをしてくれたと思います。 --前半に苦しめられた要因について。汰木 康也選手は「相手の個人技が高くて、セカンドボールが取れずに想定以上に苦しめられた」と話していました。監督はどのあたりに課題を感じましたか?また、後半は改善したと思いますが、どういう指示を出されましたか?まず自分たちの良さである、自分たちがボールを奪いにいく、プレッシングを掛けてボールを奪うところで、相手が少し予想したのと違う形で来ました。そこで修正が、ハーフタイムを挟まないと、映像を見せないと難しいなと思っていたので、前半はちょっと我慢だなと見ていました。もちろんベンチからもどうするか伝えていたんですけど、なかなかいつも試合に出ているメンバーではなく、人を(1人で)2人見るとかそういうことはなかなか難しいので、その辺の修正というのはハーフタイムだなと割り切ってやりました。 後半少し整理ができたことで、少しは良くなったと思います。ただ、自分たちの守備はボールを奪ってゴールを奪うためのものですが、そういう意味ではチャンスというのは後半にメンバーが代わってから。それまではなかったので、相手にとって脅威になるプレーは足りなかったし、一人ひとりの強度を見ると、そこも戦術以外のところでも言うと足りないと感じるゲームではありました。ただ、そこでこれまでは失点して苦しい展開というのが天皇杯で続いていたんですけど、今日はゼロで抑えられたことが良かったと思います。キャプテンマークを巻いていた(マテウス)トゥーレルの存在というのも、チームをかなり助けてくれたなと思っています。 --加入後初出場の権田 修一選手の評価を教えてください。経験がありますし、戦術の部分も経験があるぶん、伝えるとすぐに理解してくれています。特にビルドアップでどこを見るかというのは、前半から良いところを見ていたなという印象を持っています。そこまでピンチはなかったので、彼のセービングでの見せ場はなかったと思いますが、後ろからの声かけだったり、ビルドアップで全体を見るところにおいては、やはりさすがだなという印象を受けました。 --濱﨑 健斗選手、冨永 虹七選手という若い選手の評価について。彼ら2人の今季はケガで苦しんでいました。2人ともタイプは違うんですけど、良いものを持っています。その中で今日の健斗で言うと、ライン間で受けてそこから背後を突破していくというのも前半から何度かありましたし、後半も良いリズムでできていたなという印象を持っています。フィジカル的なところの寄せるスピードとか、プレスのスピードはやはりユースのレベルだと思いますが、サッカーの技術とか戦術眼は本当にピカイチなものを持っているので、さらに良くなってくるし、ヴィッセルを背負う選手になると思います。 虹七に関しては、彼はストライカーでゴールへの嗅覚だったり、感覚を持っている選手ですが、今日は出てすぐに足元で受けようとしてバックパスが多かったです。終盤ではあったんですけど、「もっと前に矢印を向けろ」と伝えて、それで結果的に彼のセカンドボールへの前向きな矢印から(決勝点は)生まれています。本当に虹七も今後、面白い選手になってくると思うので、そういう意味では今日2人を試合で使えたのは良かったですし、評価としても満足しています。
ヴィッセル神戸
MF 14
汰木 康也
--カップ戦ではメンバーを替えて苦戦が続いていましたが、このACLEでターンオーバーした中でどういう思いを持って挑みましたか。もちろん天皇杯は難しい試合が続いていて、僕もそうですし、みんなも悔しい気持ちを持ってこの試合に入ったと思うので、前半から難しいゲームでしたけど、しっかりと勝点3を今日みたいなメンバーで取れたというのは良かったと思う。内容は修正するところはありますけど、1つ、無失点で勝点3を取れたことは自信になったんじゃないかなと思います。 --リーグ戦では途中出場でも存在感を高めていたと思います。その中で約3カ月ぶりのゴールという結果を出したことについて。また、ゴールが生まれた要因を教えてください。ここ最近は途中から出ることが多くて、チャンスもある中でなかなかゴールを決めることができず、もちろんその前はスタートから出るチャンスもたくさんありましたけど、個人的な結果は物足りないなと思っていました。なので今日の試合、特に個人のゴール、アシストという結果にこだわって、そこが欲しいなという思いで試合に入りました。 ラッキーな形でしたけど、監督にも要求されているように、ああいうゴール前にどんどん入っていくのは試合の中でも意識していますし、あの時間帯でああいう裏のスペースに走って、(宮代)大聖もしっかりと見ていてくれて良いボールをくれたし、あそこに走っていたのがゴールにつながった。リーグ戦でももちろん継続して、ゴール前でもっと怖い仕事ができるようにやっていきたい。
DF 2
飯野 七聖
--序盤からハイプレスがなかなかハマらず、難しい時間が続き、右SBの飯野選手も前に出ていく形をとり切れなかった印象です。個人的に前に行くシーンとかは少なかったですけど、やられなければどこかで点は入るかなって思っていました。まずは守備から入って、しっかり後ろはラインアップして、スライドもみんな距離感を保ってできていたので、変にそれを崩さずに、相手が崩れるのを待っていた感じですね。 --相手の選手が前日会見で、「ビルドアップで神戸のプレスを外す準備はしっかりやってきた」と話していました。ロングボールも1つの狙いと感じましたか?GKを使いながらのビルドアップは要所要所でうまかったですけど、それで何かウチが崩れたかといえば全然、守備の陣形は崩れていなかったです。ディフェンスラインもロングボールの対応がしっかりできていたので、やられた感じはなかったですね。 --相手の前線の並びは前節・広島戦では3トップでしたが、今日は2トップでした。両方の準備をしていました。スタッフを含めて2トップで来るか、3トップで来るか、どっちで来ても対応できるようにという立ち位置の準備はしていましたし、結果的に2トップで来ましたけど、そんなに慌てることなく対応できました。スピードのところで負けることはそんなにないですし、予測さえしっかりすれば、スピード負けすることはないなと思っていました。 --ハーフタイムを挟んで後半は神戸が押し込む展開に。どんな話をしていましたか?ちょっとした立ち位置の確認と、ディフェンス陣は(失点)ゼロでいくというところと、攻撃のところはもっとクロスに入っていくとか、より厚みを持ってゴール前へ、厚みを持って仕掛けていこうという話はしました。交代選手が入ってきて、より前に行ける時間が増えたのもありますし、より押し込める時間が増えてきて、何点か入りそうな感じはありました。しっかり全体で崩れずにゼロで良い内容で進めたからこそ、こういう結果になったと思うので、悪くはなかったのかなと思います。
MF 30
山内 翔
--相手は前節・広島戦ではワンボランチ、今日はダブルボランチで来ました。ハイプレスがなかなかハマりませんでしたが、システムの違いは気になりましたか?チームとしてやろうとしたところと、相手の形だったりが少し違うのがあったので、そこは前半、何回か自分の脇だったりを使われるシーンもありました。それをハーフタイムに、誰かに言われたとかではなく、自分の中であまりそこを気にすることなく出ていこうと思っていました。後半は比較的、相手が(体力的に)落ちたのももちろんあると思いますけど、そこをうまく隠しながら、自分の守備のスタート位置も少し高くなったことが攻撃にもつながったと思います。プレーするエリアが後半はより前に自分自身もできたかなと思うので、そこは良かったなと思います。 --シーズンも佳境に向かっていますが、残りの試合へ向けて。本当に残り2カ月、何をつかめるかだと思いますし、チームもケガ人の状況だったりいろいろありますけど、自分はもっともっとできること、練習の中からもっと自分の価値とか存在感を出していかない限りは変わっていかないなと危機感も持っています。試合ももちろん一歩一歩ですけど、練習でもっと違いというか、みんなとまた違う自分の特徴みたいなものを出していきたい。その中でチャンスがもらえるか、もらえないかは監督が決めることですし、そこに左右されず、自分のやるべきことをしっかりしていきたいと思っています。