AFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第8節。木洞スタジアムで行われたFCソウル(韓国)と広島の一戦は、最後にドラマが待っていた。
すでにノックアウトステージ進出を決めている広島は、直近の公式戦から先発4選手を変更。負傷離脱していた
荒木 隼人が今年初出場を果たし、
東 俊希、
中野 就斗とディフェンスラインを形成。右ウイングバックには
新井 直人が、左ウイングバックには
菅 大輝が入り、
加藤 陸次樹も先発に戻ってきて
鈴木 章斗、
ジャーメイン 良と前線を形成した。
最初にビッグチャンスをつかんだのは広島。4分、高い位置でボールを奪ってゴールへ迫り、
ジャーメイン 良との連係で
鈴木 章斗がシュートチャンスをつかんだが、GKク ソンユンのセーブに阻まれた。
そして9分、
菅 大輝のCKがミスになってFCソウルのカウンターを受けると、
川辺 駿がPKを与えてしまう。これをパトリク クリマラが落ち着いて決めて10分にFCソウルが先制した。
広島はすぐに反撃に出ていき、13分には
菅 大輝が深い位置まで進入して折り返し、
松本 泰志がシュートを放ったが、これはゴールマウスをそれていく。その後も広島が相手コートでボールを動かす時間を長くするも、27分にはFCソウルがリードを広げる。CKからニアサイドに鋭いボールが入ると、
新井 直人がクリアし切れず、オウンゴールとなった。
35分、ファーサイドへのCKに合わせたソン ミンギュのヘディングシュートがクロスバーに当たった。広島はなかなか良いリズムで試合を進められず、FCソウルがボール奪取から鋭いカウンターを仕掛けていく展開に。広島は多くあったセットプレーのチャンスを生かせず、0-2のまま試合を折り返した。
後半、広島は
荒木 隼人に代えて
山﨑 大地を投入してスタートするも、なかなかチャンスを作れない。60分にもバルトシュ ガウル監督が動いて
木下 康介と
中村 草太を投入。前線は
木下 康介と
ジャーメイン 良の2トップとなり、その下に
鈴木 章斗と
中村 草太が並ぶ形になった。
65分には決定機を創出。
鈴木 章斗のパスを受けて
木下 康介が抜け出し、クロスを
中村 草太が合わせたが、シュートはゴールマウスを捉えられない。その後も加勢したかったが、続けてチャンスを作っていくことはできない。逆にFCソウルがシンプルにゴールへ向かっていく展開になったが、アディショナルタイムに広島の攻撃陣がFCソウルを上回っていく。
90+3分、
中村 草太が左サイド深くまで切り込んで中央へ入れたボールを
ジャーメイン 良が押し込んで1点を返すと、90+6分には
志知 孝明のクロスを
木下 康介がヘディングで押し込んだ。
終了間際に広島が連続得点を決めて2-2に追いつき、勝点1を獲得。リーグステージは4勝3分1敗で終え、ラウンド16の第2戦をホームで戦える4位以上を確定させた。
[ 文:寺田 弘幸 ]