ホンダロックSCは宮崎県予選決勝でJ3に所属する宮崎と対戦。延長戦の末に2-1で勝利すると、1回戦ではマリーゴールド熊本と対戦。20分にCKから長谷川 雄介が先制点を挙げ、50分にも長谷川 雄介がCKからヘディングシュートを決めて追加点を奪い、51分には藤山 雄生がディフェンスラインの背後に抜け出してゴール。3-0で勝利を飾っている。
昨年の天皇杯では大分と対戦し、敗れはしたものの延長戦までもつれ込む好勝負を繰り広げているホンダロックSCは、福山の地でJクラブに対してどんな試合を見せてくれるのか。今季はJFLでも5勝2分2敗で2位と好調で、直近の第9節・クリアソン新宿戦では1-3で勝利。リーグ戦4連勝と勢いに乗っている。広島にも思い切りぶつかっていくに違いない。
広島としてはホンダロックSCのチャレンジを撥ね退け、まだ獲得したことのない天皇杯を掲げるための一歩を踏み出していきたい一戦になる。
昨年は2回戦でおこしやす京都ACに1-5で敗れ、当時の城福 浩監督が沈痛な面持ちで「本当に申し訳ない試合をしてしまった」と語った。1年前の過ちを繰り返さないようにしていきたいところだが、今季からミヒャエル スキッベ監督が就任して新たな体制に生まれ変わっているチームはいま、活力を放っている。
5月25日の明治安田J1第15節・G大阪戦が、選手、スタッフ複数名の新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け中止となった広島。難しい状況に陥ったが、チームは動じることなく28日のJ1第16節・名古屋戦に臨み、1-0の勝利を収めている。
名古屋戦後、ミヒャエル スキッベ監督は平然と語った。
「こういった状況はわれわれサンフレッチェだけで起こることではなく、Jリーグ全体、もしくはサッカークラブ全体で起こることなので、自分たちの気持ちを失わないこと、ポジティブに持っていくことが重要で、自分たちのリミットまで行こうという話をしました。その中で特に前半はあまりエンジンがかからない部分があったんですけど、後半の出来に関しては素晴らしかったと思います」 週末にはJリーグYBCルヴァンカップのプレーオフステージが控えており、天皇杯2回戦には大幅にメンバーを入れ替えて臨むことになることが予想される。広島はチーム一丸となって戦う姿を見せてくれるに違いない。
福山で18時30分にキックオフする一戦は、好調なチーム同士の対戦となる。見ごたえのある好ゲームが繰り広げられることだろう。
[ 文:寺田 弘幸 ]